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壊れない作業道作り 強化週間

11月16日から6日間連日となる、
バックホウでの壊れない作業道作りのスキルアップ研修に参加しています。


徳島県那珂町より、
日本の自伐林家(自ら山を管理、伐採、搬出までを少人数で行う林業家)
の先駆け的な存在で、
指導のために全国を飛び回っておられる、橋本林業 橋本光治先生 
一関市大東町は京津畑までお越しいただきました。

今日は二日目、協力隊5名と、市民研修生4名が参加し、バックホウ操作を交代しながら
光治先生とワンツーマンでご指導をいただきました。

とても貴重な経験をさせていただいています。


道に凹凸をつけ、一切資材を用いずに
排水口を作ります。

「水は一箇所に集めると悪さしよる(土を流してしまう)でな、分散させるんです。」

勾配が急になるところは特に、水の勢いが増すため、適度に水はけを設けないとどんどん道の表土が流れ出てしまいます。

 除伐した木を道へ埋設することで、
木組みの役割となり、道も強くなる。


光治先生とワンツーマンでご指導いただいています。


カーブ手前の箇所

少し急なカーブでは、
「ここはね、手前でトラックの向きを変えて(カーブに)入っていければスムーズなんよ。」と、バックホウで谷側の道幅を少し拡張され、

向かって左手前の道幅を拡張させたことで、
カーブ手前でトラックの進入方向を
ななめ右に振ることができ、切り替えなしで
進入できるようになりました。


光治先生のバックホウ操作で、あっという間に軽トラックのスイッチバック箇所が仕上がりました。

これでまた林内の奥まで車を入れることができるようになりました!


現在道作りをしている箇所の近くまで、車を入れることができるようになりました。

支障木を伐採したあと抜根し、
法面に埋設していく技術をじっくり観察し、勉強しました。

いかに無駄の少ないモーションでバックホウを操作し、道を作っていけるか、が課題です。

光治先生「よっしゃ、これ伐ってみい、
いけるだろ」
僕「!!」

 

メキメキメキ・・・バサッ
思いっきりコナラの又の部分にはまってしまいました。。

作業道研修生で、プロの林業家である
高村さんにかかり木処理を助けていただき、
ワイヤーロープ、滑車、スリング、
カムラー(ワイヤー上に自在に支点をつくることができる道具)と、バックホウでどうにかかかり木を寝かすことができました。 
よかったです。。。汗

赤松2本目も、またかかり木に。。
 光治先生のバックホウでなんとか寝かすことができました。

初めて赤松の伐倒をしましたが、
杉とは違って斜めに傾倒しているため重心の見定めが難しく、そしてツルが厚い状態からでも倒れ始めてしまう、ということがわかりました。
プロの高村さんにアドバイスをいただくことができ、本当に助かりました。

とても勉強になりました。

松の抜根
杉よりも根のはりが深く、
抜根するのが大変でした。

一日一日、光治先生の熱意ある指導が、大変ありがたいです。


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