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釜石 自伐型林業研修3・4日目🌲

1月20・21日

2日間連続で、釜石での自伐型林業研修に参加しました。講師は前回の釜石研修に引き続き、東北広域森林マネジメント機構代表 
三木 真冴さんです。

 実際に三木さんが施行している山に入り、
作業道づくりの実践研修を行いました。

まずは作業道上にある木の伐倒です。

伐倒方向の確認


滑車、プラロックを使っての牽引


造材時、割れを防ぐため支柱を用いました。



作業道上の木を伐採、抜根したのち、谷側へ少しずつ盛土、点圧して高さを作っていきました。



仕上げの法面点圧

動作はまだまだですが、少しずつ、段取りの要領を得てきました。

2日目は大雨🌧でした。

林内ではどのように雨水が流れているのかを、歩いて視察しました。

ゴム板を用いての誘導。
微妙な高低差を用いた排水

雨水が作業道の中に留まったり、道の上を勢いよく流れてしまっては、地盤が泥土化・崩壊したり、土砂流出が起きてしまうため、排水は作業道には要なのですね。


丸太の暗渠と、ゴム板を伝って谷下へ流れる雨水。下には土砂流出を防ぐための大きめの石が置かれています。


雨水の誘引

その後、座学で作業道作りのDVDを観て復習し、現在の木材の市場について学びました。

最後に三木さんはこう話します。
…………………
「自伐型」という言葉、意味が分かりづらく、他に変えたらどうかとの声もありますが、
自伐とは、自らの山を管理して経営するという意味。
委託型ではコスト減のためにスピード、量産性が求められ、施工が終わればそれまで、という傾向があるように思います。
(過去に切り捨て間伐を行っていた私には思い当たるふしがあります。) 

自分の山を手入れするように、残す木を大事に、山を大事に管理する、という想いが 
自伐型 という言葉に込められているんです。



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