集材研修🪵
7月8日
ちょうど今日で無事、協力隊2年目を迎えることができました。🙇🏻♂️
また新たな1年も、地域の活力となり得るよう、精進していきたいと思います。
早朝5時から、京津畑地区の県道草刈り共同作業を終え、研修現場へと向かいました。
昨日に引き続き、研修生の方々とともに、
今日は伐採した木を林内作業車で集材するまでの一連の作業を学びました。
急傾斜地で牽引している丸太が、一気に滑り落ちる危険を防ぐため、
それを立木に一周させて摩擦を利用することで、少しずつロープをたぐり送る方法を学びました。
ロープを送るのを止めれば、丸太が前後で吊られる形になり、浮かすことができます。
そうすることで、先端が障害物にあたり突っ張ってしまうところを、越えることができました。
そして、実際に集材した木の材積を計算しました。
直径14〜20cm、4メートル 9本で
体積 約1.2㎥でした。
1台で相場で約12000円前後になりました。
続いて、選木の仕方について教えていただきました。
自伐林家は、やはり 本数を多く残すこと が重要です、と山口先生は話します。
間伐しすぎてしまえば本数は減ってしまうので、長期間で、多く間伐を繰り返すこと。
それではどのような木を間伐するべきか ですが、
まず森林環境によっても大きく左右されるということを冒頭に
(吉野のように1ヘクタールあたり1万本植える、というのとは大きく異なるため)、
1年で6mm 30年で18cm の木の成長を目安として、
中庸の木(平均的に成長している木)を残し、1本だけグーンと成長の良い
暴れ木や、くねくねと曲がっている木をまず選木されるとのことでした。
暴れ木を伐るのほ、周りに光を入れることで他の木々の成長を促すことになるようです。
このお話もとても勉強になりました。
続いて、杉の重さの測り方についてです。
末口の直径^2×長さ×比重=重さ(t)
杉の比重は0.89 なので、
末口20cm、長さ4mでは
0.2×0.2×4×0.89 ≒0.142 、
142kg となりました!
これは水を含んだ状態での重さなので、乾燥していればもっと軽くなります。
2日間、また新しい自伐型林業の知識を学び、とても有意義な研修でした。
ありがとうございました。