橋本光治さんの語る、自伐型林業
7月10日
今日は京津畑の山がっこに協力隊で集まり、
自伐型林業の先駆者である徳島 橋本林業の
橋本光治先生の動画を観て、意見のシェアをしました。
自伐林家とは、というお話から始まりました。
橋本先生が自伐林家になるきっかけは、
昭和50年代、100ヘクタール程の山林を相続したことから、なのだそうです。
高額の税金が課せられ完済するために、
できるだけコストをかけずにできる林業を模索した結果、自らで山を管理、
搬出を行う自伐林家に行き着いたとのお話でした。
そのためには機会化が最重要で、作業道を作ることを始められました。
とはいえど、何度も手直しが必要な作業道ではコストがかかって大変です。
低コストで、そして壊れない頑丈な道、さらに道幅2.3mという狭い道を、約100ヘクタールの山に30kmの路網を作られました。
2t車のバックミラーを畳んで、ギリギリ通れる幅の道で、
斜度45°という急勾配の山へも、
所々に木組みを活用しながら道を入れられ、
そんな脆弱そうな箇所であってもなんと20年、手直しなく今も道が活きているそうです。
それから、自伐林家として大切なことは、
木を伐りすぎないこと、なのだそうです。
間伐はしすぎず、林内が暗いぐらいであっても本数を残し、育てていく。
経営していく上で、長伐期多間伐、というのが重要なのですね。。
その自伐林家の先駆者である橋本光治先生に、我々協力隊が直に技術と知識を学べること、とても貴重な経験をさせていただいています。
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土砂降りの中、我々が今行っている作業道作りの現場を見に行きました。
わだちの表土が少し、雨で流出されているように見えます。
水の流れを道の外へ流動させる工夫がいるようです。。