伐木造材研修🌲🌲🌲
2月3日
一関市の市街地に近い脇田郷地区にて行われた、伐倒造材研修に参加しました。
講師は、林業の本場 奈良県吉野より
原田木材 原田 勤さんです。
原田さんの講習は昨年8月依頼ということで、振り返りながらの実践研修でした。
木の伐倒で牽引機のプラロックで引きつつ、じわじわとつるが効くところを目視して確認。
原田さんのお話で学んだこと。
杉の樹皮に横線が入っているのは、木が風に揺られて繊維が切れている状態。
製材して鉋掛けすると、そこでプチッと切れてしまう。
木は太ければ良いではない。育ちが早すぎて年輪が太いものは価値が下がる。
間伐で太い木を伐って、周りの木を伸ばす、という選択もある。
雪のたまる箇所は間伐を控えめに。
特にヒノキ林では間伐をしないと、窮屈で上にまっすぐと伸びていけず、幹に曲がりがでる。 この曲がったところは製材して真っすぐにしても、曲がりが生じる材になる。
ヒノキ山は間伐後3から4年で枝が伸び、林内が暗くなる。それだけ枝葉の成長が早い。
葉枯らしでは株から落とさず(株から外れると斜面下へおちてしまうため)、幹にしなりがなく、まっすぐ倒れていたほうが水が抜けるのが早い。
追い口の段は伐倒後株元のハネ戻りを防ぐ役割がある。
末口直径16―18材が売れる。
製材時歩留まりがよい(無駄がすくない)ため。
張り根を活かした伐倒方法。
例えば右に傾いている木なら、左側の張り根をあえて残すことで、つるを強く効かせられる。
また明日、明後日と研修は続きます。
楽しみです。🌲
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