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徳島 橋本光治先生に学ぶ作業道作り

11月6,7日

自伐林家の先駆者で、現在は壊れない作業道作りの講師として全国各地で
引っ張りだこの、
徳島県 橋本光治先生を講師にお迎えして、一関市川崎町の市有林の現場で作業道作りを学びました。

橋本光治先生は、100ヘクタールを超える山林を所有され、総30km、30m間隔の作業道を山に入れることで、小型重機とトラックのみでの搬出を可能にし、家族経営で林業を営んでこられました。

光治先生は、
「いかにコストを抑えるか」を考え、少人数で経営することができる
自伐林業に行き着いたのだそうです。

本来、山の施業は林業事業体に委託するのが一般的ですが、
そうすると人件費、燃料、機械損料等のコストが大幅にかかるために
木をたくさん出さなければ利益が上がらず、
結果 皆伐など、木を大量に伐ることになります。

自らが施業することで、それらのコストを抑え、かつ木々を残し育てながら施業を長く続けられるのが自伐林家の利点です。


今回の研修では、バックホウの操作の無駄を省き、効率よく施工する方法を勉強しました。

橋本光治先生
山にある資材(石・丸太)と盛土のみで作る、排水溝
抜根した根株を法面に埋設
支障木の伐採


法面のバケット転圧



細やかなバケット操作で根株を法面に90°の角度に据え置きし、埋設します。



かかり木の処理
隙間に木っ端をはさみ、
バーが挟まるのを防止する。


スリングと棒っこを用いてかかり木を
回転させる。


2日の研修を終えて

時折光治先生に手直しをしていただきながら、研修生全員で作業道を仕上げました。

僕自身、まだまだバックホウの技術がおぼつかず、
操作訓練しなくては、
と痛感しました。


2日間、研修ありがとうございました。

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