日本熊森協会🌳
10月14日
花巻市 生涯学園都市会館にて開催された、
一般社団法人 日本熊森協会さまの
講演会に参加しました。
日本熊森協会は、クマをシンボルに奥山水源の森の保全・再生や大型野生動物の保護に取り組んでいる、全国組織の実践自然保護団体です。
今回の講演会のテーマは、
「東北の森を守る集い」 でした。
今、実際に東北の森はどうなっているのかを、森山会長様にお話いただきました。
内容は、とても辛辣なものでした。。
数年前の規制緩和によって、
風力発電、メガソーラー発電開発が国を挙げて推し進められるようになったのですが、この
再生可能エネルギー開発事業 こそが、
奥山の環境破壊に繋がっている、と警笛を鳴らします。
事実、日本各地、そしてここ京津畑の山にもメガソーラーが建設されています。
なぜメガソーラーはいけないのか?
国が進めているのだから間違いないのでは?
再生可能エネルギーという、
言葉の響きからは何かとても環境に良いもの、と感じてしまいます。
ですがその背景では、大規模な森林伐採、環境破壊が行われているのです。
私が以前住んでいた、静岡県の伊豆半島でもこのメガソーラー建設が発足し、大規模な面積の森林が伐採され、大型重機で山肌は大きく削られ、
結果付近の海へ土砂が流出、
海は濁って魚が採れなくなってしまいました。
ですが、住民が団結し、なんとかメガソーラー設置は阻止、建設を中止させることができました。
怖いことに、このメガソーラー開発などの再生可能エネルギー開発事業は、
規制緩和によって合法とされたために、
このような環境破壊行為を法的に止めることができないのだそうです。
そのため、外資企業によってどんどんと日本中の奥山、水源地の森が壊されている、とのことでした。
そのような乱開発を阻止するため、
日本の奥山を守るために、
日本熊森協会は活動を続けられています。
実際に宮城で計画されたメガソーラー開設を、1名のお母さんが声を挙げたことから阻止するまでに発展したのだそうです。
また、青森ではたった2名の方が、風力発電開発に異議を唱え、開発中止を実現させることができたのだそうです。
恐れずに、同調圧力に飲まれず、勇気を持って声を挙げることの重要さ。
自分ならどうだろう。。
できただろうか。
石油燃料が主となり、都会で暮らす方々が多い中、
山が人々の生活から遠のいてしまったのは、仕方のないことと感じます。
僕自身、郡山の団地町で育ち、山に触れることもなく、大人になってからもしばらく山に関心を持つことがありませんでした。
・水は山から作られていること。
・スギ・ヒノキ人工林は熊をはじめ、多くの動物の餌場を奪ってしまったこと。
このことを子どもの頃に知ることができていたら、もっと意識も変わっていたのかもしれません。
最後に、
いま、奥羽山脈が開発に狙われている、と森山会長は話します。
山の仕事に携わる身として、
森の大切さを伝えていきたい、と、
恥ずかしながら初めて感じました。
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