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伐倒から集材まで、プロに学ぶ🌲

12月17〜19日

吉野檜、吉野杉、ソメイヨシノなど、銘木の産地として伝統のある、
奈良県吉野より 
林業家 原田勤先生に一関市にお越しいただき、
3日間、林業の現場作業についてご教授いただきました。

普段、山で一日平均10立方もの丸太を林内作業車で搬出されているという、原田先生。

その現場のスキルを直に学ぶことができる、とても貴重な体験をさせていただきました。

我々協力隊5名と、市民研修生1名にて、込み入った未間伐の杉林の、間伐を研修の題材として作業を行いました。

伐倒するにあたって、やはり難しいのが、しっかり狙った位置に木を倒すということです。伐倒の衝撃で木を割ってもいけません。

受け口の方向がちゃんと伐倒方向に向いているのか、ツル(木が倒れる際のちょうつがいの役割となる箇所)の厚さの調整、重心の見極めが重要となります。




ツルの厚さの調整。厚すぎても、薄すぎてもいけません。




1日目を終えて。

二日目も、間伐作業の続きを行いました。



牽引機を用いての、かかり木処理。


二日目の作業を終えて。


三日目。

間伐後は空に隙間ができました。
このぶん、残りの回りの木たちが枝葉を伸ばし、木の成長がよくなります。


テンションのかかった木の玉切り方法。
ここでも、丸太を割らずに切る技術が必要です。

間伐した木を林内作業車で集材しました。

林内作業車の位置や、玉切る位置、ワイヤーをかける場所、丸太の下に輪木をひくなど、細やかな技術によってより効率よく行なうことができることを、教えていただきました。



滑車を用いての集材。

動力滑車を使って、下方から木を全幹で作業車近くまで引き上げました。 


いかに効率よく、木材を生産できるか、
そのプロの技術を学ぶ、とても貴重な経験をさせていただきました。

原田先生、ご指導ありがとうございました。


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