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壊れない山の作業道作り  

11月18,19日

自伐林家、そして壊れない作業道作りを代表する、
徳島県那珂町 橋本光治先生より
市民研修生、協力隊研修生と、一人ずつ交代しながら橋本光治先生のバックホウ技術をワンツーマンでご指導いただきました。

今回で計4日の行程の後半となりました。

3日目には、一関地方森林組合の方々や役場の方々も終日見学にこられました。

杉のほぼ単相林だった山から、
アカマツや灌木、カエデ、コナラなどの生える自然林に風景が変わってきました。


前半2日間で仕上げた作業道






山の下には杉林
この中にぐるっと作業道を作り、登ってきました。


施工は、まず表土の黒ボク土(腐葉土)の養分の高い土を剥ぎ、作業道の路肩へ盛土、転圧します。

作業道上に稚樹や灌木が出た際は、この土の養分の高い路肩へ移植することで、成長を促すことができます。



もっとも、移植は春〜夏前が活着に良いそうなのですが、今回は作業道を進めるため、ということで施工を進めました。


そして、表土を10〜20センチ剥いだ下の、茶色い、よく閉まる土を今度は道に均一に広げ、キャタピラで道を締固めていきます。


丸谷誠司さん

支障木は伐採、造材し、道のそばへ仮置きします。

根株は抜根し、法面補強のために路肩へ埋設します。

 抜根した根株を法面へ埋設

根株はバランスが難しく、なかなか思い通りに埋設したい位置に収めることができず。。汗

バックホウの技術をもっともっと磨かなくてはなりません。


4日目。

今季初の雪が積もりました。


徐々に林内に陽射しが入りこみましたが、、標高もすこし高いこともあってか、結構冷え込みました。🌬️

光治先生による、
尾根にスイッチバック箇所施工実演。


支障木 アカマツの伐採



もうすぐ進むと、昔木出しをしていた道に
差し掛かります。


昔の木出し道

ここから、向かって左手に、さらに作業道が進む予定です。

この木出し道、すこし進むと谷に
大きくえぐられてしまった箇所があります。


大きくえぐられた道


光治先生に実際に見ていただき、どう対処したらよいかをお訊きしました。

えぐれた箇所に木組みを組んで道のレベルまで上げ、また土を盛る、とのご回答でした。

挑戦してみたいです。


計4日間、光治先生の心のこもった
懸命なご指導をいただき、
一緒に作業させていただいたこの
経験値がとてもありがたいです。  

橋本光治先生の、
謙虚で場を和ませるお人柄にも惹かれました。

ありがとうございました。

また来年もよろしくお願いいたします🌳




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