たけのこ屋さんが作る日本で唯一の「冷凍京たけのこ」
今日は弊社の冷凍たけのこについて書きます。
日本で唯一冷凍たけのこを製造販売して10年以上がたちます。
もともと京都の西山丘陵から掘り出される筍を缶詰にしていました。 その缶詰屋である小川食品は日本一の品質を誇る京都西山の長岡京市に所在していますので、近くの畑から素晴らしい「たけのこ」が掘り出されているのは当然知っていましたし、会社でも畑を所有し、一年中世話をしていました。
生のたけのこが産出される3月後半から5月上旬まで休まず製造していました。
そんな時、缶詰だけ作るのはもったいないと感じるようになりました。近くに日本一の「たけのこ」があり弊社と農家さんとは長い間、持ちつ持たれつの関係を築かさせてもらえているので、その素晴らしいたけのこを缶詰以外に製造できないか、そんなことを思いはじめました。
「たけのこ」は冷凍できない
以前はそれがあたりまえでした!
水分が多い「たけのこ」を冷凍しようとすると細胞の中の水分が先に凍り、氷となった水分は体積が増えて細胞の細胞膜を破ってしまうため、 解凍した時には、ぐにょぐにょした食感でまるでスポンジを食べているように思えるからでした。
特殊冷凍装置の登場
今は急速冷凍が普及していますので薄くスライスした「たけのこ」は家庭でも冷凍できるようになりました。
しかし、大きな「たけのこ」のままは、残念乍ら難しくて特殊な冷凍装置が必要となります。
それは特許を持つ冷凍装置です。
原理は高電圧や電磁力や強磁力いろいろありますが、要は0°Cでは凍らないで-5°Cとか-7℃になるまで細胞が細かく振動したりして、凍らずにいて、それ以下になったときそれこそ急速に凍る為、細胞膜が破れることなく凍っているので解凍したら元に近い状態で戻ってくる、そんな原理です。
しかも弊社が冷凍にしたい筍は世話の行き届いた京都西山丘陵畑で土の中で大きく育った、「たけのこ」の先がまだ土から出ていない皮が白い上等の「たけのこ」なのです。
皮を剥いてしまうと白い皮だったのか地表から出た黒い皮だったのか分からなくなってしまうので皮を剥かずに皮付きのまま製造したいのです。
"農家さんのこだわり"がはっきりとわかるかたちで製品にしてお客様にも見たらなるほど、とすぐに理解できる状態にしてもらえる状態にしたかったからです。
思い切って購入しました
特許の特殊冷凍装置は高額ですが、どうしてもやりたいと思い購入しました。本当は春に京都まで来ていただいて生筍を食してもらいたいと思っておりますが、それが叶わない方には、そして一年中いつでも旬の筍にいちばん近い状態の「たけのこ」といえば、冷凍ですので赤字覚悟で買いました。
弊社では 生筍(主に売店にて販売、発送もしています)
そして、生筍の産出される時限定のボイル筍(掘りたてを皮が付いたまま湯がいて氷詰めで発送しています)
当然缶詰。その缶詰から水煮パック製品や佃煮製品も製造販売していますが、それ以外に高温殺菌の製品もあります。
日本一の産地にあればこそ、「筍でこんなんないか?」と聞かれて
私共では「取り扱っていません。よそさんで作ったはります」って言いたくないんです
「うちが製造していますよ。うちしか製造していませんよ 」と言いたいんです。
そんな思いで作り始めた冷凍たけのこです。
生筍のグレードが冷凍の筍のグレードになっています
極上・特・上・並 この4種のグレードがあります。
極上はその名の通り『極上の筍』しか製造できませんので少しかありませんし、製造した分はそのまま超高級料亭へ直行でお分けできません。
特・上は京都西山丘陵地区の出荷で『秀グレード』がこれにあたります。
並は表皮の先の部分が黒い穂先が土の中から出た『優グレード』 になっています。
土の中で掘り上げるこの地域ならではのグレードだと思います。
他の地区では並が一番上等だと思いますが、世話の行き届いた畑の「たけのこ」は穂先が出た並でも他の地区とは大きな差があると思っています。
サイズは200gから50g毎 、当然1kgを超えるものもあり、500gからは100g毎になっています。
一年中いつでも食べられ、弊社以外製造していると聞いたことがない
皮付き冷凍京たけのこを一度食べて頂けたらと願っています。
他にはない、弊社でしか作れない、冷凍たけのこ。
オンラインショップからも購入可能です。
ぜひご賞味下さい♪
小川食品工業株式会社
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営業時間:平日9:00~17:00
定休日 : 土日・祝祭日
◇直営店
〒617-0826 長岡京市開田4丁目8-1-103
TEL&FAX : 075-954-5075 / 0120-507-595
アクセス : 阪急長岡天神駅より徒歩5分
営業時間:9:00~18:00
定休日 : お正月3ヶ日のみ