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東京都教員採用試験情報‐2023/09現在‐


1 東京都教育振興計画

東京都には、「教育ビジョン」という計画が示されています。
今後の教育の方向性が示されていますから、
受験する方にとって、必読の資料です。
時期によっては改訂されている場合もあります。
必ずご自身で最新情報にアクセスください。

<教育ビジョンの要点>
1…夢と志を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力を育成する
2…社会の持続的な発展を牽けん引するための多様な力を育成する
3…生涯学び、活躍できる環境を整える
4…誰もが社会の担い手となるための学びのセーフティネットを構築する
5…教育政策推進のための基盤を整備する

*子供の「知」「徳」「体」を育み、
 社会の持続的な発展に貢献する力を培う
*学校、家庭、地域・社会が相互に連携・協力して子供を育てる


2 募集要項

2023年10月に採用試験に向けたイベントが開催されるようです。
「TOKYO教育Festa!」

東京都教育委員会HPより

来年度受験を考えていらっしゃる方向けの、
情報発信ページの申込が始まっているようです。
↓↓


3 東京都が求める教師像

大きく4つあります。
自信を持って言えるようにしておきましょう。

①教育に対する熱意と使命感を持つ教師
②豊かな人間性と思いやりのある教師
③子供のよさや可能性を引き出し伸ばすことができる教師
④組織人として積極的に協働し互いに高め合う教師

4 過去問例(引用元:教育委員会HP)


第一次選考 論文(70分)
各学校では、児童・生徒一人一人のよい点や可能性を引き出し伸ばす教育が求められています。このことについて、あなたの考えを述べた上で、その考えに立ち、教師としてどのように取り組んでいくか、志望する校種と教科等に即して、26行(910字)を超え、30行(1,050字)以内で述べなさい。

<対策>
論文に関しては、およそ1000字の記述が求められています。
論文の書き方・パターンを自分の中である程度構築しておき、
どのテーマが出題されても、
自分の伝えたい事・考えをわかりやすく書き記すことが重要です。
まだ論文の対策が進んでいないという方は、
100字程度でもいいので、
少しずつ書きなれていく練習をすると良いですね。


第一次選考 教職教養(60分)
「教育基本法の条文として適切なものは、次の1~5のうちのどれか。
1 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2 法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。
3 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
4 学校には、校長及び相当数の教員を置かなければならない。
5 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。」

正答「2」

<対策>
「この文は、日本国憲法」
「これは、学校教育法」
というような条文の理解ができていれば、
正解できる問題となっていました。
マークシート式の問題ですね。

とすると、
「じゃあ、1つ1つ条文を細かく覚えないといけないの?」
と疑問が出てきますよね。
ポイントはもちろんあり、覚えるべきこともありますが、
各条文には性質があります。

ポイントを押さえて効率よく学んでいくことが必要不可欠です。


5 個人面接

過去出題されたお題
なぜこの自治体を志望しましたか。
②教師を志した理由はなんですか。
③得意分野は何ですか。
④東京都はどのような教員を求めていますか。
⑤保護者との信頼関係をどのように構築していきますか。
⑥教員の不祥事についてどう思いますか?


6 場面指導・模擬授業テーマ例

なし


7 その他(受験生のアドバイスなど)

2023年から、
「単元指導計画とその質問及び集団討論」が廃止。
その分、
「面接カードの文章欄や項目」が増えました。


8 相談はこちらへ!

東京都の教員採用試験について、
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■岸上隆文のプロフィール
教採塾主宰。元長野県小学校教諭。信州大学在学中から、教員採用試験対策講座を行い、12年間で延べ5,000人以上を指導してきた。対面およびオンラインで「教採塾」を全国で開催し、週4回指導の「音声セミナー」や無料メルマガの「教採突破ライン」の配信も行っている。面接模擬授業、願書の書き方などの教採関係の動画や、特別支援に関する動画など、幅広い情報を配信している。小・特別支援の現職教員の経験も活かし、採用試験合格後の学級経営や授業づくりのサポートや、不登校や発達に合わせた子ども達への支援も行っている。著書に『教員採用試験パーフェクトガイド 合格への道・面接編・小論文編・東京都 論文・面接2021年度』(学芸みらい社)等がある

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