ネギの花が咲いた｜2020.5.2 日記

5月2日。手持ち無沙汰な大型連休。予定はない。そういってダラダラしたけど、布団のシーツも洗ったし、寝室を雑巾掛けした。おうち全体掃除機もかけた。

ネギの花が咲いた。

勝手に咲いた。定期食品宅配で大きいネギが二週連続で送られてきて使えないままだったやつが咲いた。そのスタイリッシュな身体とのギャップ。ナウシカの世界観で行ったら、絶対毒がある、腐海に咲いてるみたいなやつ。トゲトゲで、白くて、丸い。

はじめて見た。ネギの花は、あの緑の先っちょから急に丸々咲く。ネギ坊主って言うんだって。スーパーで買うやつは先っちょが切られていることが多いから今まで見たことなかったんだ。

見れば見るほど、ちょっと気持ち悪い。でも、花々しくないこのかんじが、ぐっとくる。

なんだか、いいね。

飾ってみた。ここで咲いたも何かの縁。下のネギはチャーハンにした。イイ出来。これならネギ様も未練あるまい。おいしかったです。ありがとう。

せまそう。

ネギの花が咲いたよ、と同居人に見せる。彼も一度、ぎょっとして、意外となんかいいねと言う。

「ネギの花言葉って『笑顔』とか『くじけない心』らしいよ。」

ネットで調べた彼がいう。花言葉なんて、気にしたことないけど、ネットで調べると知るはずじゃなかったものまで知ることができることがある。

ネギの花。見ていて飽きない。気づいたらじいっと見てしまう。台所で咲いた時はびっくりしたけど、『笑顔』も『くじけない心』も、なんだか君にぴったりだと思うよ。

じゃがいもも芽が出て大変なことになっているやつがいたので、ペットボトルを切った突貫のプランターで育てることにした。育つかなあ。