2020.7.18 日記
気がついたら前回のnoteを書いてから一ヶ月経っていた。
この一ヶ月、記憶はほとんどないけれど、なんだかぼちぼち元気に過ごせたのではないかと思う。
骨盤を立てて過ごすことにした私は、今でも骨盤を立てていて、姿勢が整ってきたら足の裏がちゃんと地面を踏みしめられるようになった。
三日坊主の私がいまだに骨盤を立てつづけられているのは、人生史上「やってみたヘルスケア」最長記録だ。
脚が変に浮腫むこともなくなったし、身体の特定の箇所だけが疲れてしまうこともなくなったし、便通もぼちぼち良い気がするし、浮腫んで象みたいになっていた脚の形が少しだけ綺麗になった気がする。
さすがは身体の要の書いて腰。侮れない。
抗うつ剤が変わったのと、昇圧剤が処方されたのと、骨盤を立て始めたのが同じ時期なので、なにが要因なのかはいまいち分からないけれど、身体も心も少しずつウツウツから抜け出して、なんとこの一ヶ月間、一日も遅刻せず、早退もせず、毎日きちんと働くことができた。うれしい。
出勤簿(判子で出勤確認する古いタイプ)が×印で埋まっていた今までと比べて、毎日朱色の判子がちゃんと並んでいるのをまじまじと見てしまう。
繁忙期だったのと、同じ部署の人が抱えていた仕事がどうしようもなく溜まってしまっていたのと、ポンコツな係長が「やばいね!」といいながら何もしないのを、他の同僚と協力しながらなんとか締め切りまでに形にできたのは、ちょっと自信がついた。
ポンコツな係長は、私が急にキビキビと以前のように働き出して、挙句には係長にもあれやれこれやれと口を出すものだから、「なに?もう治ったの?(笑)」などと言ってきたけど、うつ病に対して「治った」という言葉でしか捉えられないこの人がメンタルヘルス全般を扱うこの職場でどうやって働いているのかやっぱり心配になった。
こないだ、ひさしぶりに美容院に行った。鬱陶しかった部分を全部切ってもらって、貧乏くさくまだらになった茶髪は黒髪に戻してもらった。すっぴん眼鏡でも、なんだか小綺麗にみえるから気に入っている。
生活を縮小して仕事にHP/MPを全振りした私は、欲という欲がなくなって、定期食品宅配も一時中断した。料理は作っていない。
22時には寝て、2時と4時に目が覚めてしまうけど、6時半には起きて、8時25分には職場でホットコーヒーを淹れて、定時まで働いて、出来合いの食べ物を食べて、22時には寝ている。
今日の診察で「やらねば以外の欲が全くない」と主治医に言ったら「仕事をちゃんとやる、やらねばをちゃんとやるために、心が欲を感じないようにしているのかもね」と言われた。
昨日は一生懸命働いて疲れたご褒美に夏休みを取った。急に休んだのではなくて、ちゃんと計画的に休んだのがミソだ。だのに、一人でいても全くなにも浮かんでこずに、ぼーーーっとするしかなかったので一瞬悲しくなったけど、ちょうど同じタイミングで休みを取っていた近所の同僚の家に遊びに行って、なんでもない話をダラダラとして、夜は仕事終わりの同僚も来て、大好きな人達となんでもない話をする時間を楽しんだ。
心と身体のモヤが晴れてきたら、人と話すことができるようになった。やっぱり、人とおしゃべりができるというのはいい。
ようやく、言葉で残してもいいかなと思える余裕ができた。この一ヶ月、なんどか文章を書いてはいたものの、言葉にしたら全部が崩れ落ちてしまう気がして、未完成の下書きばかりが増えた。その下書きたちも、見返すことはないんだろう。
病院の帰りに洋服を買った。いつぶりだろう。ひさしぶりに掃除機をかけて、洗濯物をした。満足だ。