バレエはア◯ではできません
これは、例のバレエの先生からのお言葉です。
沁みます笑
当時、私は中学生。
周りの子は塾に通っている人が多かったです。
私は意地でも『行かない』と決めていました。(ガメっぽいw)
理由は、義務教育なのに(学校で充分なはずなのに)それ以上に勉強にお金をかける意味が分からない、でした。
そして、バレエの先生も同様の事を仰いました。
見る 聴く そして考える
それが出来れば塾は必要ない、と。
ごもっともでした。
出来てなくて、よく怒られましたね(笑)
とは言え、中3の夏に、人生で初めて夏期講習へ通いました。
そしたら、体験してみるものですね!
意外と楽しかったのです笑
そして、学力が上がるとめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
中3の夏の発表会(カーニバル)が終わり、バレエは辞めました。
(このお話しは別途書きます!)
さて、お勉強だけの話では終わりません。
バレエ自体、めちゃくちゃ頭を使うのです。
スポーツ並み?それ以上?だと思います。(+音楽や人にも合わせなきゃいけないから)
例えば、バーレッスン。
片手でバーを持って、基本的にバーと反対側の足を動かしていきます。
右が終われば左。
そして、前からと後ろから。(アンディオールとアンディダン)
バーレッスンの内容は毎回異なります。
先生がその場でお手本を見せて下さり、瞬時に覚えなければなりません。
説明は1回のみです。(1回で覚えてないと怒られるw)
しかも、右の前からの説明のみです。
瞬時に覚えるだけでなく、音楽はそのまま続いていますから
右の前からやりながら、続けて右の後ろからやって終わります。
そして反対、左をまた前からと後ろからやります。
また、種類も多く
・プリエ
・バットマン・タンジュ
・バットマン・タンジュ・ジュッテ
・ロンドジャンプ・ア・テール
・フラッペ
・フォンデュ
・ロンドジャンプ・アン・レール
・アダージオ
・グラン・バットマン
・リンバリング
で合ってるかな?(もう忘れましたが)
このメニューを毎回やります。
もちろん、音楽に合わせながら。音の取り方も毎回変わります。
ご参考までに、元パリ・オペラ座バレエ団エトワールの
イザベル・ゲランさんの素晴らしいバーレッスンをどうぞ☆
https://www.instagram.com/p/CZ0IHXxgpTy/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==
センターレッスンも同様です。
その場ですぐに覚えなければなりません。
常に頭を使います。
だから、よく見て、よく聴いて、よく考える、がとても大切なのです。
訓練です。
支部教室では、すぐ覚えられる人と覚えられない人の差は大きかったです。
本部では、みんな慣れてしまっているので出来るようになります。
舞台では、この訓練を元に、更に人と合わせなければなりません。
自分のことで精一杯ではダメなのです。
周りを見れる余裕がなければ。
手の高さ、向き、足を出すタイミング…
呼吸が合わなければ見事にバラバラ…
そして、踊りながら全体の形を変えていきます。
どこで入れ替わるのか。
例えば、縦2列のコールドバレエが左右入れ替わるとすると、
誰の間に入っていくのか、縦だけでなく、横も見ていないと
綺麗に入れ替われません。
もちろん、音楽に合わせながら踊りながらやるのです。
慣れれば大丈夫ですが、それでも頭はフル回転です!!!
思った以上に頭を使っていることが、おわかりいただけたでしょうか?
バレエの基本。
見る、聴く、そして考える
応用効きます☆