見出し画像

バレエの振付講座

前回、このような記事を書きました。

今回は振付について、書いていきます。
あくまでも私のやり方(我流)です。
特に誰かから習った訳ではありません。
ご参考になるかどうかは分かりませんが、結構これで上手くいっていたので(評判が良かったのです!)ご興味おありの方は読んでいただけますと幸いです♡

※プロの方向きではありません。発表会(小学生クラス以上の生徒さん)向きだと思います。
これを読んだからと言って振付の評判が良くなるという責任は取れませんので(笑)悪しからずご了承ください!!

では!ど~ぞ~~~☆


0、振付をする前に準備しておくこと

振付をするにあたって、色々と準備をしておく必要があります。
何か物を買うとかではなく、計画を立てておくことです。
普段から色々な音楽を聴き、どんな曲を使って作品を作るのか、
直前になってから探すのではなく、普段からチェックしておきます。
発表会の練習に入る頃にはもう曲はいくつか揃っていますので、このメンバーならこの曲が合いそう、等、メンバーの雰囲気や踊りのレベルに合わせて曲を決めます。
まず、これが大前提。(先生方は既になさっていると思いますが)

それから、振付は組み合わせですから、普段から色々な作品を観ておき、取り入れたい動きがあればチェックし、普段のレッスン時に試してみることです。
振付の時にいきなりやったことのない動きを取り入れても、なかなか出来るものではありませんので。(たまにやってしまいましたが)
私は、昔のビデオ『エトワールへの道』が大好きで、そこからヒントを得たりしていました。


1、小品(作品)を練習できる日数を把握し、振付にかける時間を計算する

コレ、めちゃくちゃ大事だと思っています。
私が所属していたバレエ教室では、発表会の約4ヶ月前から練習に入っていました。
ということは、週1回レッスンで、小品8回、全幕もの8回、程度になります。意外と少ないのです。
全幕ものの振付は、ある程度決まっているので大丈夫ですが、小品はそのたった8回の中でオリジナルの振付を完成し、発表会へ出れるように踊りを仕上げていかなければならないのです…結構キツイです。

私のプランは、
・出来るだけ振付に時間をかけないこと
・練習量に重きをおき、踊り込む方に力を注ぐこと

これに尽きます。
振付は決めるだけなので、自分が早く決めないと生徒さんにご迷惑が掛かってしまう…と思っていましたし、決めないのは私の怠慢だと思っていました。(水星山羊みw)

一番評価をいただいた作品を例に挙げると、3回で振付をほぼ終わらせました。一ヶ月もかけない。
しかも、当時のメンバーは全員で17名。
詳細は後々書いていきますが、メンバーを前半と後半に分けたので、正確に言えば一人当たり2回で振付を終わらせました。

振付は前半・後半に分けて、振付するメンバーだけを呼び出し、呼ばれてないメンバーは、通常のクラスレッスンを別日に受けていただきました。
私の中で、呼び出すだけ呼び出して、全く振付が進まないという状況が、生徒さんに対して申し訳なく思ってしまうので、そうならないようにプランを立てました。
1回分のレッスン料がもったいないですからね。
出来るだけ無駄にならないように考えました。


2、メンバーをレベルに分ける

メンバー全員のレベルが揃っていたら問題ないのですが、バラつきのある場合は、初級・中級・上級という感じで分けます。
17名のメンバーは、大人クラスの中級~上級者でした。
中級と言っても、この発表会で初めてトウシューズを履く方もいらっしゃり、そんな方々が上級者と一緒に踊るのです。
同じ振付なんて、バレエシューズであってもついていくことが難しいのは目に見えます。だから分けるのです。

初級7名(トウシューズ初心者)、中級6名(トウシューズに慣れた方)、上級4名、に分かれました。(もちろん、生徒さんには非公開)


3、音楽を○○する

音楽を何すると思いますか?
正解は…

ここから先は

2,954字 / 5画像

¥ 2,000

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?