《おそうじレッスン》〜おフロ床〜
お風呂の床がどうしても落ちません!との圧倒的にご相談が多いので、たまにはお役に立つ記事を書きます笑
さて、昨今のお風呂は機能的になり、各メーカーがあれやこれやと新素材を出しています。
しかし、人の暮らしやお風呂の入り方までは変わらないもの。
お湯を使い、石鹸を使います。髪を染めるかたもいるでしょう。
ここ数年で本当に問合せが多いのが、乾きやすいこういった床です。
真っ白になるそうです。
掃除屋さんはいろんな人がいて、やり方も十人十色ですので正解はありません。何はともあれ、まずは生活パターンをヒアリングする必要があります。例えばこの場合ですと、
・水質はいい地域
・浴室乾燥の温風をよく使う
・毎年他の業者が入っていたらしい
ので、ここから原因と対処法を考えます。ここからわかることは、コーティングはとっくに剥がれている可能性が高いことと、白く見えるのは擦り過ぎの傷の場合もあることです。万が一クリーニング工事をしても乾いた後に白く浮き出てくる可能性をお伝えし、施工に入ります。
まずは乾いた状態で
私の場合は、まずこれが石鹸カスか見たいので、乾いたブラシで擦ってみます。床もブラシも乾いた状態が一番わかりやすいからです。
これだけでかなり色が戻ったようです。黒いお風呂は本当に維持が大変なので、心からオススメしません。
こういった乾きやすい床というのは、石鹸カスや掃除に使った洗剤を残して水分だけが乾くため、このような状態になります。そこにさらに足の裏の垢や、皮脂が重なってしまうと、なかなか取れないのです。
それに加えて温風で乾燥させていますので、汚れが固まって、ますます取れない負のループが生まれてしまうのです。
今はSNSなどでさまざまなお掃除方法が紹介されていますが、まず何も付けずにドライの状態で触るクセを付けてみると、この汚れは何なのかが徐々にわかるようになってきます。
次にお湯だけで
次に、お湯だけで擦ってみましょう。水よりはお湯がいいですね。
するとだんだん泡立って来ることがわかるでしょう。泡立つということは、石鹸カス、もしくはお掃除の時に流し切れていない洗剤が水と研磨によって溶けてきた証拠。では、ここまでおさらいしてみましょう。
1・床、ブラシ共にドライの状態で擦ってみる。
2・お湯を流しながら擦ってみる
※ここでの注意点は、擦れば擦るほど白くなる場合はそれ以上やらないでください(床材は様々で、コーティングなどが剥がれたりゴシゴシ擦ってはいけないものもあるため)
床のブラシのかけ方
まさにこの写真の通り、たてよこに奥から手前に擦ってきます。ブラシは堅いものが良いですね。
また、ブラシは潰さないことが大事。毛が潰れてはしっかり溝に入らないので、軽い力でまっすぐに。が基本です。
この一連の作業を繰り返すと、洗剤はほとんど使わずにここまできれいになりました。
BEFORE
AFTER
床の黒ずみの場合
反対に、白っぽい床の場合は人が使用するところを中心に、垢が黒ずんでいくことがあります。その際は最初にお湯をかけて温め、中性(台所や油洗剤)を塗ってしばらくおきます。置いた後に先ほどのタテヨコで擦ってみてください。洗剤を流す時は、これでもか!ってぐらい流すこと。ブラシやタオルで撫でながら流します。なぜなら、洗剤が乾いて白くなることだってあるからです。
水がカリカリの場合
水質はお住まいの地域によります。水が固まってしまってカリカリの場合は、大理石などの石材や人工大理石、ステンレス、檜以外の通常ユニットバスでしたらサンポールなどの酸でできた洗剤を塗ってしばらくして洗い流してください。必ず浴室の素材を確認し、銀色の部分や浴室ドアのアクリルパネルには使用しないでください。
まとめ
●白っぽい汚れには…
1・床、ブラシ共にドライの状態で擦ってみる。
2・お湯を流しながら擦ってみる
●床に適したブラシは…
・硬めで大きいものを選ぶ
・力を入れすぎず、毛を潰さない
●動きは…
・たてたてよこよこ
・奥から手前に
●黒ずみには油汚れ、カリカリには酸の洗剤を
●浴室の材質は何種類もあるので気を付ける
お風呂掃除は思うより重労働です。怪我せず、無理せず行ってくださいね!
ではまた(´・ω・`)
↑他にもお掃除方法を載せてありますのでぜひどうぞ!