マジメは年一回爆発する
年に一回ほど、私は何らかのきっかけにより、爆発する。言葉が雑なことを最初に謝っておく。
今日もそうだった。とあることがきっかけで、プツリと何かが切れてしまい、やってられん病になってしまった。
私はいつのまにかマジメな人と再婚してマジメな仕事をして、会社とか世間テイとかのためにいいヨメでいなきゃ、とか、マジメに家に帰ってマジメにご飯を作り、金曜日の夜もいつの間にか羽が生えなくなり、よくよく見たらブログもマジメ〜なことばっかし書いていた。
いつの間にかいいお母さんになったテイで暮らし、いいのか悪いのか、鏡を見ればチャラさはどこへやら。
死んだじいさんは旧国鉄の職員だったため、マジメ一本で区長とかやってて、いかにも立派っぽい人だった。親もマジメ。眼鏡だし。
だから自分はいくらクズになろうとしても、ある程度でリミッターがかかり、じいさんのマジメな血を受け継がずにはいられないと感じた。
しかし、血を無視して本来の自分は、極めて自由な人である。裸族だし、寝ながらポテチを食べたいし、本当は結婚不適合者だ。誰かに尽くすのも嫌で、決まった家にも帰りたくない。
万引きしたいとか、大麻を吸いたいとかじゃない。犯罪やケミカルには1ミリも興味がない。
じいさんのマジメな血と、そうじゃない自分の魂が年に一回闘うのだ。
できればお金は自分だけのために使いたいし、いきなり引っ越したいし、机に足をあげ、ふんぞり返りながらご飯を食べたい。
死ぬほど猫背になって一晩中桃鉄もしたい。そしてCOMと1対1で闘い、日本統一をはかるのだ。
縛られるのが嫌いで、定時に家に帰るのも嫌で、誰かが寝たからといって小声で喋りたくもない。
マックばかり食べて暮らしたいし、夜中にカップ麺のお湯を注いで1分以内に食らいつきたい。
私はけっこう自由きままな結婚生活をさせてはもらっているが、させてもらっている、と言ってる時点でおかしいのかもしれない。それは、誰かの名前になったことによる違和感なのだろうか。
これは悩みでも何でもない。ただ、何らかのことをきっかけに、「やってられない」時が年に一回あるのだ。結婚して子供もいて、贅沢な悩みだと言われてもワシは知らん。今日はとにかく、やってられないのだ。
⬆︎本当は、じっと座ってるのも嫌。だからパチンコや映画館も苦痛。
別に人生に失望したとかでもない。毎日ワクワクしながら色々忙しく生きてる。ただ、年に一回こういう日が来るのだ。
今日は誰もいないし、1人でオッサンのように大衆酒場に飲みに行ってやる。と思って冷蔵庫を開けたら、死ぬほど作り置きが入っていた。煮物、ピクルス、鶏ハム、サラダ…
…主婦魂の方が強かった。私は大人しく羽を畳み、作り置きを食べた。
私は主婦魂に負けたのだった。
だから衝動にかられて飲みに行く代わりに、このnoteを書くことにした。
そんな日は大人しく、寝ようと思う。ただ、今日は洗い物をそのままにしてやろうと思う。
では、おやすみ野菜。
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