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《おそうじレッスン》水まわりパターン①お風呂のこんな汚れの落とし方

こんにちは。 お掃除&お片付けアドバイザーのKYOUKOです。 私は1人で美装工事の職人をしながら、 新築のアドバイスをしたり、 整理収納アドバイザーや片付けの仕事をしたりしています。


私たち掃除屋さんが何年もかけてわかったことを、一般の方に説明することほど難しい事はありません。おそうじ方法はそのケースによって、地域によって、暮らし方によって違います。


海外の文化が違う様に、生まれた環境によっても、その人の清潔の価値観は大きく変わります。


ちなみに、お掃除のレベルは一般の方向けの記事となっております。





今までで一番よくある質問がこの、お風呂のモンダイ。

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このカリカリよごれの原因は何だと思いますか?

シャンプーでしょうか?リンスでしょうか?

もちろん、それも考えられます。

今回のケースは、カラン(水道)の下プラスチックのような素材の台やユニットバスの天板によくみられます。

カランや、金属のところはまた別。こういう素材で、こういう汚れのお話です。


皆さんならどのように落としますか??


お掃除が好きな人をも困らせているこの汚れ。お風呂洗剤と、スポンジでしょうか?いいえ、それでは落ちないんです。



ほとんどのカリカリの原因は、水です。


この症状がおこる原因。それは、『水質』です。このことに気付かず、新築の際に真っ黒なお風呂を作ってしまい、1日で真っ白になる地域があります。こんなお風呂は要注意↓

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私も最初、このことを知るまでは、皆同じだと思っていましたが、そうではありませんでした。


掃除屋をしていると1日しかそこにいないため、気づきませんでしたが、自宅を建てた際、なんと引っ越して1日目の翌朝に、こんな状態だったことに驚きました。


周りの人に聞くと、そうじゃない人と、私と同じ症状に分かれました。


ということは、地域によって違うのか!とそこで気付き、色々リサーチをしたところ、カリカリの原因は水質だということと、自分が住む地域は、掃除屋界の中でも最も最悪な水質地域でした。ガーン


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これはマ●ックリンでは落ちませんし、お風呂用洗剤でも落ちません。


「しつこい石鹸カス用」でも、完全には落ちません。


詳しくいうと、石鹸カスとこの汚れは、また別モノだからです。


その人がどんなシャンプーやせっけんを使うによっても、汚れ方は変わってきます。



水質+あなたが使うモノ+頻度+環境=汚れ方


この画像の場合は、ざっくりいうと、シリカスケールというよごれの種類で、お湯を使い、蒸発し、水の中に残ったカルシウムが素材にくっついている状態です。水質によって、様々なんですが、話すと専門的な話になってしまいますので、ここはあえて省略します!専門的な洗剤が欲しい方は、シリカスケール落とし方で検索すると良いですよ。温泉などがいい例ですね。


基本的にプラスチック類は、メラミン禁止


メラミンスポンジでこすってしまう、又はガリガリにこする、というパターンがよくありますが、一番ダメなんです。傷だらけの浴室は、汚れやすくカビやすい。そして落としにくいんです。


ユニットバスはプラスチックという認識を


今回ご紹介した浴室のタイプは、ユニットバスに使われる素材で、FRPという強化プラスチック素材のパターンが一般的です。浴槽などに多く使用されています。ユニットバスの多くは、様々なプラ素材とメッキやステンレス素材が使用されており、どこに何を使って掃除するかが重要となります。


では本題に戻ります。今回のようなプラ素材の上に、乗っかってしまった汚れは何で落ちるでしょうか?


答えは、『』です。


クエン酸などのナチュラルクリーニングは、掃除屋さんはあまり使わないので、ここはあえて

『掃除屋さんが実際使っていた』

『誰にでも手に入りやすく使えるもの』をチョイスします。

オススメは、トイレ洗剤です。

※必ず爪をやすってからゴム手袋をしてご使用ください(破れたら意味ない)

ドラッグストアにもおいてある、買いやすい商品です。使用してもいい場所はこちら↓

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これをプラスチックの場所にブラシなどで原液をぬり、放置します。

このとき、カビキラーなど一切他の洗剤を使用しないでください

液体は緑なので白いお風呂は色移りが心配ですが、実験したところ、半日放置しても大丈夫でした。不安な方はすみっこでお試し下さい。時間はよごれの度合いによりますが、シュワシュワっと泡が出たら反応している証拠。でも出なくても大丈夫ですよ。ジワジワ効く感じです。

時間はけっこうかかると思います。塗って、しばらくおいて違う家事をして戻る感じで。

カリカリが落ちたかどうかは、「割り箸」やアイスの棒を使って、カリカリしてみてください。


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禁止事項です↓

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デザインがちょっとね…という方は↓

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落ちたかどうかの確認の方法

先ほどの割り箸などで確認したあと、しつこいぐらい流してください。


薬品がある程度流れたら、皮膚の強い方は素手で確認しながら流すとすぐわかります。もう一つは、濡れた場所を完全に拭き取り、乾かしてみてください。

すると、濡れている状態ではわからなかった汚れが見えてきます。

これらの繰り返しで、本当にきれいになっていきます。

決して金タワシでこすったりしないで、いかに柔らかい素材と洗剤で落とすかがカギになります。

掃除屋さんも必ず現場を見るので、必ずしもこの洗剤で落ちる!とは断定できないこともありますが、この素材にこの汚れなら、ぜひ一度やってみて下さいネ〜

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