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こだわり

こんにちは!

おそうじインストラクター&整理収納アドバイザーのKYOUKOです☻ 

建築現場に最後に入る美装工事や、住宅のハウスクリーニングをしてきました。


我が家はミニマリストというほどではないですが,数年をかけて、モノを減らしてきました。

モノを減らすにはどうしたらいいですか?

とよく質問を頂きます。

答えはズバリ、

こだわりを捨てることです。

…とは言ったものの、

そう簡単にお客さんの価値観を変えることはできません。

お客さんのライフスタイルは実に様々。

そもそも、こだわりを捨てるって、何だかよくわからない。

ということで、今日は【こだわり】について考えたいと思います。


こだわりとは…


範囲が広い話になってしまいますので、整理収納アドバイザーらしく、家の中での話にしましょう。まず、辞書でこだわりを調べました。


(参照 実用日本語表現辞典より )

【拘る】
読み方:こだわる
ひとつのことについて強く思い入れたり、執着したりすること。拘わる。拘泥する。


さて、ここで言う【こだわり】は、あまり良いニュアンスではなさそうです。

「コーヒーは豆にこだわりました!」などの使い方をしていますが、片付けの現場に至っては、こだわりは【執着】の意味合いが強くなってきます。

何かにこだわること自体、私もありますし、悪いことではありません。ウインナーは香薫と決めているように…笑

では何故モノを減らす際にはこだわりを捨てる必要があるのでしょうか?


こだわりにも種類がある


こだわりは一概に悪いことではないのですが、何かの足かせになっている場合があります。

いいこだわりとは、こだわることによってプラスの効果がある場合です。例えば材料にこだわってカラダにいいモノを作る、今日のファッションはレザー素材にこだわった…など。

悪いこだわりというのは、1つのことにこだわって、なかなか前に進まなかったり、負のループに繋がる場合です。

何年も使ってもいないモノが奥から出てきた時に、これは使うかもしれないと思い出したように唱えるのも、モノや過去に拘っている人の特徴です。こうなると、一向に前に進めません。


ビニール信者


例えば、ホコリがかかるからといってなんでもかんでもビニール袋に入れる人がいます。ビニールを信頼しきっている人がほんとに多い…

しかしビニール袋に入れてしまうと中が見えなくなってしまうので、またいちいち確認する手間が増えます。

ビニールに入れてしまった安心感から、そのモノが使うか使わないかの問題ではなくなってしまい、保存されてまた使わないゾーンに追いやられてしまいます。

既に、何十年も経ったビニール袋は、ポロッポロに劣化しているし、ビニール自体が汚い場合が多いですね。

ここでのポイントは、ビニールがいけないわけではないが、ホコリがかかっても拭けばいいものぐらいは、ビニールに入れなくてもいいのでは?というところです。


箱、ビニール、紙袋…

箱やビニール類、紙袋などの梱包資材を、とにかく溜めまくる方に言いたいのが、「これ以上溜めない方がいい!」ということ。

何かに使うかもしれないのであれば、とっくに使っているのではないか?

「溜まる」ということは、「使わない」という意味。お金も使わなければ溜まりますよね。

レジ袋が有料になった今こそ、溜まったビニールや紙袋を使いましょう。袋は10枚あれば大丈夫、といった自分の生活に合った個数を決めるといいですね。


こだわればこだわるほど生きづらくなる


掃除はこうやらないといけない、ここはこうでないといけない、といったマイルールの中にも、こだわりがあります。

そしてそのこだわりは、あなたを生きづらくしているかもしれません。生きるということは、「生活」すること。

謎の思い込みやこだわりがあればあるほど、家の中が息苦しくなってしまいます。私がお仕事させて頂いた際、「その考えはなかった…」とよく言われます。

自分のこだわりだと思っていたものは実は、他人の作り上げた価値観なのかもしれません。誰かが作った常識や価値観は、本当に自分のこだわりなのでしょうか。

家の中は全て自分が選択してきたものの積み重ねです。片付かなくて…の正体は、自分の中にあるこだわりが根を張っていたのかもしれませんね。

自分で自分の首を絞めていませんか?

ではまた!





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