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日本の子どもの幸福度が低いのはなんでなんだろう? マレーシアで考えた

ユニセフの子どもの幸福度の調査結果が話題になっていました。
身体的健康では1位なのに、精神的幸福度は37位と極端な結果です。

以下は、ユニセフ本体の文章です。

日本は、生活に満足していると答えた子どもの割合が最も低い国の一つでした。生活全般への満足度を 0 から 10 までの数字で表す設問で、6 以上と答えた子どもは、日本では 62% のみでした(本文 p.12 図 4)。6 以上ですから、それほど高いレベルではないはずなのですが、62% だったのです。自殺率も平均より高く(本文 p.13 図 5)、その結果、精神的幸福度の低いランキングとなりました。

https://www.unicef.or.jp/library/pdf/labo_rc16j.pdf

「日本の子どもがあんまり楽しそうじゃない」件は、私もなんとなく肌感覚で感じています。
それが、子どもを海外で育てたことの1つの要因にもなりました。
なんとなく、「東南アジアの子どもの方が幸福そう」だな、と思いました。今もそう感じます。

今日はこれを考えてみます。

受験が過酷だから?

「受験が過酷なためでは」とする意見もあります。しかし実はマレーシア・シンガポールの公立受験もかなり過酷です(小学校から始まっていて、日本の比ではありません)。インターはのんびりですが、しっかり勉強させる公立の人気も高いのです。

しかし、その中でも、ティーンエイジャーの顔が明るい(ような気がする)。なんでだろう? と不思議でした。

ただ、ユニセフの調査、以下の指標のみです。

精神的幸福度 
 生活満足度(15歳時)
 自殺率(15~19歳の子ども10万人あたりの自殺者数)
身体的健康
 子どもの死亡率(5~14歳)
  過体重・肥満率(5~19歳)」
スキル
 学力(読解力と数学の学力)
 社会的スキル(すぐに友だちができる)

日本はこの「生活満足度」の「満足している」割合がワースト2位の62%。
極端に低いのです。38カ国平均が76%。韓国、英国、トルコも低いです。
国の経済状態とはあまり関係なさそうです。

日本の子供は「仲間」になるのが難しいから?

ユニセフにはこんな分析がありました。

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