語学を学び続ける最大のメリットとは
「一体、何のために英語を習ってるの?」とローカルの友達からよく聞かれます。実は、マレーシアで学生以外で英語を学んでいる人は少ないのです。
アメリカの発音覚えてどうするの?
仕事のため? 生活のため? 収入アップのため?
どれも違う気がする。
私の場合、ローカルの人々ほど英語ができないというのもあるんですが、アメリカ英語を学んでいるのは、やはり単純な好奇心だと思います。
見えない世界が気になるのです。
語学を学ぶと日本のことがよくわかる
このKen Sugiharaさんのnoteにこんな一説がありました。
(中略)日本にいて、日本語だけで生活していると、今目の前にある日常が世界の全てになっていきます。いや、そんなことはないことぐらい知っている、と頭で仮にわかっていたとしても、それが実際に肌感覚や身体的な感覚を伴って理解できる、というのとはまた別の話です。
本当これで、海外に住むと強烈な体験ができるのです。
しかし、日本にいても、言葉を変えることで、やっぱりいろんな世界が見えてきます。
そういうのが習慣化してくると、世界がとても立体的に見えてきます。自分はこう考えるけれども、世界中にはそんな考え方があるなんて、想像だにしないような人々がいるということ。例えば月収1万円でとても幸福に生活している人が世界中にはゴマンといるというのを知る、というのは、なかなか素晴らしいことです。
そして、実際にフィジカルに日本以外の国に行ってそこに身を置かなくても、多様なものの見方、考え方をもたらしてくれるのが「外国語を学ぶ」という営みだと僕は思っています。
そう、日本にいても、学習するだけである程度文化に触れられる。それが語学を学習するってことなのかな。
一歩世界に飛び出してみると、人々の考えが激しく違う。とんでもないことが起きていて面白すぎる。
同時に、日本のことも、世界に出てみないとよくわからないことってあります。
生まれてから1つの地方に「だけ」いる人が、その地方を多角的にみられないのと同じです。私も東京にいたので、「東京が日本のすべて」だと思い込んでましたから。
私はどうしても、日本や世界をその先の世界を見てみたい、という好奇心に抗えない。世界が立体的に見える面白さにハマってしまった。
そして、インプットした面白いことを、共有するのが楽しいです。
外国語を学ぶとラクに生きられる
また、自分の中を占める言葉が変わってくると、なんだか「楽」になっていきます。あーそんな世界があるのか。まーいいっかみたいな「まいっか道」みたいなのが自分の中にできてくるんです。
例えば、英語で友達と話していると、
「mind your own business(自分のことに集中しろ)」
「Life if short(人生は短いよ)」
「Just leave it(そのままにしておけ)」
「Don't be judgemental(批判的になるな)」
みたいな言葉があり、日本人とは違うものの考え方を教えてくれるんです。
学び自体が楽しいから
それから、語学って、学び自体が楽しいです。
今私がハマって100時間以上やった発音練習はトレーニングみたい。
カメのようなあゆみでも、だんだん、自分が変化していく楽しみがあります。
英語学習のために、いろんなネイティブのYoutubeやTED、記事、書籍、ドラマに触れましたが、どれもこれも「知らない世界」を教えてくれました。
そんなわけで、語学をやっていると、世界は広がるし、精神衛生上もいいし、気分転換にもなる。このパースペクティブを広く持つ、ってこれからの時代とても重要だと思います。
それではまた。
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