人生100年時代に想定しておきたいこと
こんにちは!
寿命が延びて人生100年時代と言われる今、老後の定義が変わりつつありますね。機械の発達で人の仕事が減っていき、恐ろしい勢いで世の中が変わっています。年金がもらえないかもしれないとなると、仕事も続けないとなりません。
日本には、どう言うわけか、30代でもう歳だから、と言う人がいます。あと70年もずっと「歳だ」と思い続けるの? って思っちゃいますね。
今日はちょっと、世界のスーパー70歳以上の人たちを見てみましょう。「老人」の定義がちょっと変わってくるかもしれません。
では行きます。
70過ぎてバリバリ現役の人たち
人はどれくらい元気でいられるものなんでしょうか。
最近の私、子供につられてロックバンド「クイーン」にハマり、そこから英語の勉強がてらインタビューを聞き出してハマり、Youtubeを見続けてます。
その後になって、そういえば、昔好きだったバンドの人たちはどうなったのだろう? 生きているうちに見ておこう、とあれこれ検索しては楽しんでいます。
そして、ロックの殿堂入りしたような老舗バンドでも、現役の方が多いことを最近知りました。
どこもメンバーの中心はほぼ60-70代です。
年中誰が病気になった、ドラムが叩けなくなった、と言ってはツアーが中止になったりしてます。若い頃に成功している人も多く、おそらくお金はあるのに、引退しない人たちもいて驚きます。
やっぱり殿堂入りしたイエスのジョン・アンダーソンという人がいます。彼はもう70代なんですが、いまだにこんな高い声出して歌ってます。
この人、デビュー以来、どんどん声が高くなってて上手くなってる気がします。
コメント欄も驚きの声で溢れてます。
どのバンドも相変わらずで、音楽性が合わない、性格が合わない、金目当てだなどと罵り合いつつ喧嘩をしてます。イエスもバンドが2つに分裂中。
非常に大人気ないです。最高じゃないですか。
これはつい最近の映像っぽいです。74歳だそうです。
ダサいとか言われてますが、楽しそうで何よりです。
私、リアルタイムでロックを聴いてたとき、まさか彼らが70代になっても続けてるとは思いませんでした。
ちょっと感動します。
私もこんな風に生きたいな。
そういう私が住んでいる国、マレーシアのマハティール首相は今年で94歳です。
背筋がピンとしてまして、公務をバリバリこなし、日本に何度も行ってます。奥様もかくしゃくとしてます。当初は教育大臣を兼任しようとしたのですが、反対されてやめたりしてます。
マレーシア人と年齢の話になると、「マレーシアでは90歳でも引退できなくなったよ」とジョークを飛ばす人がいます。マハティール氏は「鉄人」とあだ名がつけられてますが、世の中にはこんな人たちもいるんですね。
暇を使うのは意外に難しい
これまでの日本では、「60年は嫌な仕事に耐えて、あとはのんびり余生生活」というライフプランが主流でした。私なんて怠け者なので、のんびりして暮らしたいです。10年くらいは何もしなくても大丈夫かもしれないなーと思ってました。
でもですね。
実際には、「のんびりだけ」で満足できない人も多いんですよね。
暇をうまく使える人はいいのですが、多くの人が退屈したり、自分の意義が見出せなくなったりして苦しみます。しまいに、若い人にちょっかいを出したり、余計なことを言ったりして「老害」とか言われて嫌われる人もいるのです。
若くしてお金持ちとなり、リタイアした人が「やることがなくて死にたい」と言っててビックリしたことがあります。
「ハワイでの休暇もスキーもヨットも高級ホテルもすぐ飽きる。お金で楽しめることは全てやった。でも生きてる意味がわからないんだ」と。
アドラーは「幸せとは貢献感である」と言いました。社会の一員であり、社会に認められて「そこにいてもいい」感じがある。
それが人間には必要なのかもしれません。
「好きなこと」にシフトしないとやっていけない
思うに、人っていつまでも社会と関わっていたい生物なのかもです。
そして、新しいインプットを入れる欲をなくしたときに、老いていくんじゃないでしょうか。ただ、生きているだけの人生は辛いかも知れませんね。
人生は長くなり、人は貢献感がいくつになっても欲しいもの。
すると、やっぱり自分が好きでないことを続けるのは、難しくなると思うのです。
そんな訳でか、理由はわかりませんが、40-50代からのキャリアチェンジ、私の周りでは割と盛んです。
日本人で新卒で一つの会社に勤めたような人でも同様です。40代くらいから自分の人生に悩み始め、新たな道を模索する人がいます。待遇が良ければ良いほど、変わるには勇気がいりますけどね。
別の知り合いは、40代で日本語教師の資格を取り、マレーシアに来ました。「毎年住む国を変えてこれからは生きていく」と言ってました。これも素敵な生き方です。
人間、「いつか終わる」と思っていれば、嫌なことも耐えられますが、「いつ終わるかわからないよ」となったら辛くなります。
どこかの段階で、「好きなこと」にシフトしていくのが、やっぱり元気を保つ秘訣じゃないかなっと思います。
ただ、ある程度の年齢から新しいことにチャレンジするのは怖いですよね。
そりゃ失敗もするでしょうし、若い人からバカにされることもあるでしょう。だから、普段から他人の職業をバカにしたり、上手くいかない人を笑い者にしたりしないことだと思います。職業の寿命が短くなってきて、ほとんどの人にとって、仕事がいつまであるか、わかりません。
他人をバカにすると自分に返ってくることもあります。
何もいきなり会社をやめて丸裸になって再チャレンジする必要はないと思います。子供が独立したら、家のローンが終わったら、いつか新しいことが始められるように、ゆっくりゆっくりとシフトしていけば良いのかもしれませんね。
ではまた。
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