「批判的に読む」ことが重要な時代
先日、こんな投稿をしました。
「頭のよくなる勉強法」を実行しても頭良くならない
巷に溢れる教育本、全部実行すると、多分子供はクタクタになります。
詳細はリンク先のYahoo!の記事をぜひ読んで欲しいのですが、少し引用します。
巷に溢れる「頭が良くなる勉強法」や「東大に合格するための習慣」のようなものを熱心に研究し、それをそのままわが子に与えても、書かれた通りになるわけがない。人間はロボットではない。一人一人、違うのだから。そんなこと、教育現場にいるひとなら誰でも知っている。
書店の受験コーナーにあまたある「テクニック本」を片っ端から試してみたところで、確率的には「合わない」ほうが多いわけだから、トータルでの効果はマイナスになるのは確実だ。振り回される子どもはたまったものではない。
しかし追いつめる親にはそれがわからない。「自分は正しいやり方で教育しているのにうまくいかないのは、この子がちゃんとやっていないからだ」となる。その焦りが、過度な叱責や強制的な勉強につながる。
もちろん、こういう書籍を読んで「あーそういう考えもあるね」程度で終わればいいのですが、律儀に書いてることを守ろうとすると、多分、無茶苦茶なことになります。しかも、インターネットって自分に都合の良い情報だけを集められる仕組みになっているので、ちょっと危険です。
雑誌記事に矛盾が多い理由
雑誌も同じです。
同じ雑誌の特集を長いスパンでずーっと読んでいくと、矛盾点なんて簡単に見つかります。「子供は褒めて育てよう」と言ってた雑誌が、別の号では「叱ってもらって良かったこと」なんていう感じなんです。
以前カメラ雑誌で「フィルムカメラの復権」みたいな特集の後に、「最新デジカメはこんなにすごい」みたいな特集やったら、読者から「デジカメなんて推すな!」と怒りの電話がかかってきたことがあります。「信じてたのに」というわけです。
雑誌の編集部って、実は毎月、求められるトレンドを探りながら、「こんなのが売れるかな」って特集を考えて作っているだけなので、気まぐれな読者の鏡みたいなものだったりします。
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