心配も安心もほどほどにしておくってこと
こんにちは!
世界的にいろんなニュースが飛び交っています。
日本はウイルスで大騒ぎですし、マレーシアでは政争が起きて、首相が辞めてしまいました。
景気が後退するといわれ、株価も為替も動きそう。
精神的に不安定な人も見受けられます。
こんなときに、息子が教えてくれたことが「心配しすぎない」ってこと。
今日は不安で仕方ない、という方にこんなときに役立つ思考のヒントをお届けします。
まだ起きてもないことは心配しない
子供がまだ小学生低学年のころ。
私が仕事でミスをし、くよくよしていると息子が言うのです。
私「あーあ、やっちゃった。これは怒られるなぁ」
子「ママ、元気出して。くよくよしててもしょうがないよ」
私「でも、後からお客さんに絶対怒られる」
子「それママの想像じゃん。怒られてそのときに考えればいいんだよ」
私「でも」
子「今くよくよ悩んで、もし怒られなかったら今の時間が損じゃない? 僕だって、宿題やってなくて、こりゃ怒られるなって思うことあるよ。でもその時まで考えないようにしてる」
私「あ、そうなんだ」
子「怒られたら、そのときに落ち込めばいいんだよ。そのときまで落ち込まなくていい」
おお、なるほどなーーと。
このときも、実際にお客さんは怒りませんでした。
つまり、くよくよ悩んだ時間は無駄であった。
悪い想像をして時間を無駄にしていただけでした。
息子は、とにかく先生のいうことを聞かないのです。宿題をやらない。
けれど、怒られるそのギリギリの時間まで、想像しないから、平然としていられる、と。怒られたら、そのときに、どうするか考える。
私は逆で、元来の心配症でした。
保険会社に就職したり、法学部に入ったり、という行動もそうですよね。
編集者としても、締め切りはほぼ必ず守ります。心配性なんで。
ところが以来、私は無駄に心配する癖をやめることができています。いやー、子供から学ぶことは本当に多い!
これはムッチャ有効だな、と思いました。
嵐の中で気持ちを保つ
こういう時期は、どうしても「わけのわからない不安」に襲われそうになります。
ただ「実際に起きるかわからないこと」を必要以上に心配しても無駄です。
日本のメディアって「お気持ち仕事」なんです。
要するに、「心配したい人」のための感情増幅装置を送ってきます。
逆に「安心したい人」のための情報もあります。
「怒りたい人」「泣きたい人」のもある。
Twitterにはそんな感情が溢れています。
そういう感情を消費するのが好きなら良い。そうじゃないなら、ある程度の情報を見極めたら、必要以上に暗くなることはないのかなぁ、と。または事実だけ書いてる海外のメディアを見るのが良いです。
逆に安心したい人も同じです。安心したくなりすぎた人は、他人を「不安を煽るな」と殴り出したりします。
あんまり強い感情に振り回されてると本質を見失います。
同時に日本はマーケティング優位の社会なので、必要以上に甘い言葉が流れます。「これを買えばきっと大丈夫!」「心配しなくていいよ、君はひとりじゃない」「みんなで一緒になろう」みたいなね。
他人の気持ちに追従するのではなく、自分の直感で考える。
政治がダメだと怒ってる人もいます。私もそうです。
ただし今の政治が悪いのは、誰のせいかといえば、私たちのせい。
政治を監視する義務は国民にあり、投票してるのも自分たち。
よく政治家の行動を見ておきましょう。
海外にいる人は、今のうち在外投票できるように登録しておきましょう。
在外選挙の登録には時間がかかります。
マレーシア政治も今荒れてます。しかし国民は真剣です。
前回の選挙は76パーセントの投票率でした。小学生も政治を見ています。
必死に投票する姿を見て、私は民主主義とはこれかと学びました。
以前、ペナンの長塚さんが書いた記事、長いですが、ぜひ最後まで読んでみてください。彼らはあまり感情的になりません。
どれだけ彼らが選挙を自分のこととして考えているか、学びがあります。
今回、発展途上と呼ばれる東南アジアの国々の情報公開の速さや医療の発達に驚いている人も多いでしょう。どうしてそうなったのか? 学んでみるのも面白い。
情報の集め方と整理の仕方
そして「わからないこと」は「わからないまま」で放っておく。
多分、世界中のどんな偉い医者にも、今何が起きているかわかりません。
素晴らしいのは、世界中の学者が発信していること。
私が見るのは、常に現場にいる人です。
今なら中国やシンガポール。欧米でも日本の医者でもない。
まだ症例が少なすぎるし、彼らにその余裕がないのも明らか。
その人がどんなに偉いかより、どこまで現場を見ているかを見てる。
誰か1人を完全に信頼するのではなく、違った意見を見て、あたりをつける。私はよく息子とも議論しますが、子供は意外にいろんなこと知ってるので面白い。
海外の情報をバランスよく見れば、自ずからやることは見えてきます。そのために語学力はとても重要。でも今は翻訳も使える時代です。
そして、
「もし病気になったらどうしよう」→「病気には誰でもいつかなる。なったらなったときに最善を尽くそう。今は運動して免疫上げておこう」
「経済崩壊したらどうしよう」→「経済崩壊した国ではどうなっているか調べてみよう。いざというときは国を出られるように子供を教育しておこう」「死んだらどうしよう」→「人はいつか死ぬ。死ぬまで充実して生きよう」
「お金が無くなったらどうしよう」→「貨幣価値は変わるから、分散しておこう」
と心配をバラバラにして一つ一つ解決しておく。
今できることがあればやるし、なければやらない。
ある程度決めたら、思考をストップする。
必要以上に時間を無駄に使っても、もったいない気がします。
それでは、また。
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