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2019年クアラルンプールの注目スポット「 Kwai Chai Hong」

こんにちは! 野本です。
たまには、観光情報もお願いします、とリクエストがありました。

先日、マレーシア政府観光局の招待で、クアラルンプールの新しいスポットをいくつか教えてもらいました。中でも、今年(2019年)公開され、今後間違いなく人気スポットになりそうな「Kwai Chai Hong」をご紹介します。

クアラルンプールの中華街って探検しずらかったのです。
治安も微妙だし、ちょっと薄暗くて車も多い。
そんな観光客の不満を聞いた、マレーシアの若者が取り組みました。

ストリート・アートと華人の歴史に焦点を当てた2019年の新スポット「Kwai Chai Hong」

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間違いなく、今後クアラルンプールの観光名所になりそうな場所。
舞台は打ち捨てられてた、ペタリン・ストリートの隅っこにあるたった10軒のストリート。

本来、中華街の中でも、華人がかなり初期に住んだ歴史ある場所なのですが、昨年までは、こんなボロボロな状態でした。それを2019年4月にリニューアルしたものです。

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5人のメンバーが「マレーシアの中華系の歴史を観光客に知ってもらおう」と、この一帯を借り上げ、観光できる状態にしました。普及にあたっては昔の資料にあたり、当時を知る人たちに多くのインタビューを重ねたそうです。

タピオカミルクと華人が集まる街

当時、このペタリン・ストリートは、「タピオカミルクと中国人向けの仕事がある」と言われ、中華系が集まる場所でした。

下の写真の壁の色の復元には、反対意見がありました。しかし、建物の塗装を剥がしてみると、昔は黄色で塗られていたことがわかった。そこでこの色に復元したそうです。

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「Kwai Chai Hong」は「小悪魔の通り」みたいな意味。なぜか。

当時、中華系の大人たちは皆働いており、老人たちが子どもの面倒を見ていました。彼らが子供を叱るとき「この小悪魔め!(Kwai Chai )」と言ったというのが一説。

もう一つは、1940-80年、この辺りは酒、タバコ、売春婦など「悪いこと」が多い土地だった。さらに「クァイツァイからきた」というだけで、相手が怖がったから、この名になった、という人もいます。

さて、昨今のマレーシアの観光地ではストリート・アートが大流行り。

ここでも1つ1つのストリート・アートに意味があります。それぞれの絵の横にはバーコードがついているので、説明や関連するビデオを見ることができます。

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最も議論になったのがこの売春婦の絵。メンバーがインタビューを重ねていくと、「昔の売春婦は今ほど不名誉な存在ではなかった」ことがわかってきたので、あえて事実として残すことにしたそうです(現在のマレーシアでは風俗は禁止です)。

こんな感じで、それぞれの絵が、歴史を伝える役割を果たしています。インスタスポットとして写真を撮るのも良いですし、歴史の説明を見て、思いを馳せるのもアリでしょう。説明してくれてる女性は、リニューアルに取り組んだうちの一人です。

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なお、周囲にはカフェもあるので、のんびりすることもできます。マレーシアのメディアや地元インフルエンサーのみなさんと、Bubblebee Cafeというカフェに入りました。

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もっと詳しく知りたい方は、英語ですが、上の新聞記事をご覧ください。

場所は、クアラルンプールの中華街の隅っこ。LRTのパサ・セニ駅から歩けますし、近所にはムルデカ広場や中華街、国立博物館など見所が多い観光地の中心にあります。

クアラルンプールにこられる機会があれば、おとずれてみてください。

それではまた!


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