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Photo by katsuo515

子供が羨ましいと思ってしまうお母さんへ

野本響子@文筆家＆編集者・在マレーシア

こんにちは！　クアラルンプールは最近、爽やかすぎる日が続いています。

先日のcakesにたくさん反応をいただいたのですが、意外にも多かったのが「子供が羨ましくて怒ってしまう」という声です。

いくつか紹介します。
まずはぷりんぞうとねずみこぱんさん。

こちらはかえるゆうこさん。


すがまりさんも。

みなさん、みんな子供の頃に我慢してるんですね。そして、割と正直に正確に自分の気持ちを把握・分析してるので驚きました。

実は私は子供から指摘されるまで気づかなかった。自分が自由で明るい放置家庭に育ったので、嫉妬はまったくないですが、イライラをぶつける傾向はあるのですね。

子供を怒ってしまうとき、どうする？

「子供を叱ることができるのがいい親だ」と信じてた時期があり、小学校低学年の頃、散らかすとか、宿題やらないとか、細かいことでいちいち、ギャーギャー怒ってました。

で、何度も書いてるけど、子供がこう言ったのです。

子「お母さん、僕が明日、突然交通事故で死んじゃっても、今の時間を後悔しない？」
私「え」
子「ガチャーン、ピーポーピーポー……。（先生の声）お母さん、今夜が山です。覚悟してください。ピッピッピッピ……ピー（電子音）」
私「….」
子「それでもお母さんは後悔しない？」
私「それは嫌だ」
子「じゃ、今の時間を楽しく過ごそうよ❤️」

これ、今もたまに言われますが、ホントにそうですよね。
人生はいつ終わるかわかんないよ、と。
今の時間を楽しく過ごそうよ、と。ママは笑った方がかわいいよ、と。

その度に、私も反省しました。
怒るたびに「ごめんね。さっきはくだらないことで怒っちゃって……。今日は仕事が忙しいから早く行きたいと思って、ついイライラしちゃったんだよね……」と謝ってました。子供は「いいよ」と毎回、許してくれる。

その辺から、子供も「この親は完璧ではない。かなり未熟なのだ」と学んだようです。私も完璧な親を演じる必要がなくなり楽になりました。

子供に嫉妬してしまう場合はどうする？

で、考えてみたのです。

私が同じように子供に羨ましいと思ってしまう立場だったらどうするか。
そしたら、一案ですが、カッとなって、落ち着いたところで、いうかな。

「ママの小さい頃、親からこれダメって言われてたんだよね。だから、あなたが羨ましくて腹が立っちゃうことがあるんだよね。ごめんね」と。

赤裸々すぎますかね。でも多分、それが本心です。

子供からしてみたら、自分の関係ないところで怒られてるわけで、やっぱり理不尽だと思ってるはずなんです。子供たちの会話を聞いてると、親の理不尽さに、小学校低学年くらいで気付いてる。

人間関係としては、やっぱり、正直に謝るのがいい気がします。
自分の気持ちって、吐き出してみると、意外に落ち着いていくものかもしれません。

この方法は絶対の正解ではなくて、人によって答えは違うと思います。
あくまで私だったら、そうするかな、ということです。

子供って親から学ぶので、間違ったら、失敗を認めて次に行く、というのは重要なレッスンだと思うのです。

そしたら、こんな投稿も。

これは案外、ビジネスにも活かせるのかもしれません。
何かのヒントになれば幸いです。

それでは、また明日！

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