どこでも住める人になるには「けなし旅」をやめることが早道だよ
「子どもをどこでも住める人にしたいんです」
こんな相談をよく受けます。
英語ができたらいいか、というと、そうでもないと思います。
英語ができても海外で生活無理なかた、たくさんいます。
重要なのは「まいっか」と物事を許容できる力ではないかと思うんですね。
「こだわりを捨てる」です。
「食べ物不味い」を口にするとその土地で揉める
小説家の角田光代さんが、エッセイ集「降り積もる光の粒」の中で、「けなし旅、褒め旅」という言葉を紹介しています。
ああいるいる……。
マレーシアに来てこれやって帰る日本人を多く見てきました。
私は「面倒臭い人だなぁ」となりますが、なんと角田さんは彼らは、「けなすことで土地と親しくなろうとしている」と分析します。
奥さんに「こいつ、馬鹿だからさ……」といって親しさを表すような「けなすことによって仲良くなる人」ではないかと言うのです。
この視点はなかった。
さすが小説家だなーと感心したのです……。
センサーを敏感にしすぎない
それから「けなし旅」の人の中には、おそらくマウント取ってるだけの人もいるとは思うんです。「自分はこれくらいの料理じゃ驚かないよ(=俺は食通だよ)」と見栄はりたいだけみたいな。
この人たちは内心と言ってることが違うかもね……。
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