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「あなたのために言ってあげている」は果たして本当に「愛」なのか?

良かれと思って子どもの将来を「決めてあげる」親がいます。
しかしこれ、私はちょっと危険だと思っています。

反抗期が激しくなるのは親が重たいからでは?

親というのは子どもに「こうなってほしい」という理想像を持っていることが多いようです。

しかし、子育てをしている中で、決められたレールを「歩かされている」子が、突然反旗を翻すパターンを見てきました。

例えば、モーツァルトが英才教育を施した父親と対立し、わざと反抗的態度を取って、支配を終わらせました。
クララ・シューマンも強権的な父親ヴィークに反抗し、結局は裁判を起こして結婚し、絶縁して支配から抜けました。

私がいたプログラミング教室でも、「ヘリコプターピアレント」と呼ばれる支配的な親に連れられた子どもを何人が見てきました。彼らは総じて無気力で、「親の言うことなんてどうせつまらない」と学習してしまっているので、何にも興味を持ちません。あえて興味を持たないことで「反抗」しているんだと思いました。

よく日本で「反抗期がないのは危険」と言われるのは、こうした自我がまったくないままに成長してしまうからだと思うのですね。

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