見出し画像

世界の人々の英語力が上がっている

こんにちは。

台湾が「バイリンガル国家」になるそうです。

2020年6月21日、台湾の蔡英文総統は「2030年バイリンガル国家計画」を近々実行する旨を発表。10年間で、若い世代を中心に日常で英語を使う環境を整えていく考えを明らかにした。

教育システムには完全なバイリンガル環境を導入。学生の興味関心をかきたてる新しい教育手法の実施を可能にするため、現行の法規制を改訂することも視野に入れている。
日常における徹底した英語環境の構築のため、台湾政府は全て英語で放送するテレビ局の設立を奨励。また、英語によるテレビ番組、ラジオ番組の放送も奨励するとのことだ。

なかなか徹底した計画で驚きますが、こうして「英語重視」に舵を切る国はまだ出てきそうです。

世界的に英語力は上がっているらしい

知っておきたいことは、台湾だけではなく、英語が世界共通語になった時代、世界的な英語力が上がっているってこと。

国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」(本部・スイス)で、日本の英語流暢さランキング(Proficiency trend)の地位、2011年からずっと落ち続けてます。グラフにしてみました。

スクリーンショット 2020-08-03 午前11.19.48


2011年は14位ですが、2019年は53位で、英語力は「低」です。ベトナム、ウクライナ、ロシアより下です。さらに下には、カタールやバングラディッシュなどが入っています。

韓国は37位。台湾は38位。フィリピンは20位、マレーシアは26位です。

ただ、この調査にはカラクリがあります。日本の英語力が下がったわけじゃないと思うのです。「単純に参加国が増えたこと」です。
2011年には44ヶ国だったのが、2019年には100ヶ国に増えてます。
それだけ英語力が「世界的に」上がってるってことだと思う。

ここから先は

1,274字

世界から学びたい人へ。日本でも役立つ教育・語学・社会の最新情報をお届けします。掲示板で他のメンバーと…

世界から学ぶ メンバーシップ

¥1,200 / 月

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。