求める水準が高すぎると、人は引きこもりになるのかも

こんにちは！　野本です。
こんなツイートを見かけました。

仕事でゴミ屋敷の住人と関わるようになって3年以上かかってゴミを捨てない理由をやっと聞き出せた。正しい分別がわからなくて、ゴミ置き場に捨てた時に近所の人に何度も怒鳴られて、怖くて外に出せなくなったって。ゴミの山の隙間でポツリポツリと話すのを聞いてから、正しさについてずっと考えてる。

— まめそま (@mamesoma) November 26, 2019

私には思いもつかなかった理由ですが、なんだか、身につまされます。

日本のゴミ出しの難易度はかなり高い。
同様に、いろんなことが難しい。
ついていけない人もいっぱいいるのではないかな。

今日はそんな仮説のご紹介です。

ゴミ屋敷になる人の理由

そういえば、マレーシアでゴミ屋敷って、私は見たことがない（知ってる方は教えてください）。

海外のゴミ出しルールはかなりゆるく、日本に帰ると、正直「難しそう……」とビビります。

実家のマンションでも、ゴミ出しのルールが悪かった人を糾弾する張り紙が貼ってありました。ゴミの縛り方が悪く、油が出てしまっていた、と。

出す曜日と時間がかなり細かく決まっている。
そして自治体やマンションによって、細かいルールが違うので、熟読しないとなりません。

プラスチック容器をリサイクルするところ、資源ゴミは行政が作った特別な袋を使わないとならないところ、「飛散防止対策」をしなくてはならないところ、など考えることがいっぱいあります。

逆にいえば、日本人は普段からこう言う細かいルールをきっちり守る習性がついていて、すごいな、と思います。

ただ私の子供の頃はもっと緩かったです。さらに江戸時代や明治時代は、川にポイッと捨てたり、野焼きしたりしてたそうです。その後、東京オリンピックを経て、公害が社会問題化するに至り、どんどん厳しくなりました。

スペシャルコンテンツ「ゴミの歴史」 | 株式会社 首都圏環境美化センター

外国人はきっと大変でしょう。
「日本のルールを守れない外国人は出てってください」みたいに強い言葉で糾弾されるので、厳しいですね。

しかし外国人は帰る国があるけど、日本人はどうすれば、と思います。

日本人むけコールセンターが大変なわけ

同様に、サービス業で働くのも大変です。
サービス業に求める要求水準が高いんじゃないのかな。