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どうしたら本が出版できるのか
こんにちは! 野本です。
ちょっと今日は毛色を変えて、出版のお話です。
メルマガ読者の方から、「どうしたら書籍が出せるんでしょうか」とたてづづけに聞かれました。今日は私なりに答えてみます。
こんな人に向いています
将来は本を出してみたいけど、そのやり方がわからない
私は20年ほど雑誌編集者をやってまして、書籍専門ではありません。それでも著書を2冊(ゴーストライターとして書いたものを入れると5冊)、編集を3冊、ムック本はかなり編集してます。自分で企画を売り込んだことも、声がかかったこともあります。
本来は、バリバリの現役書籍編集者さんが書く方が良いのでしょうが、メルマガ読者の皆さんのためにわかる範囲で書いてみますね。
・どんな人が書籍を出せるのか
・書籍を出すにはどんな方法があるのか
・具体的にはどうやって出すのか
やり方は、無数にあると思いますが、今回は自分の経験をもとにお話しします。
パターン1 その道の専門家なら本は作りやすい
ある出版社が書籍を企画していて、その道の専門家があなたであった場合、本は作りやすいです。
例えば、ビットコインの第一人者と言われる人や、ある会社のトップ営業マンだった、みたいな人は、出版社から「執筆してください」と声がかかるかもしれませんね。珍しい国に住んでいる人は、それだけで本が書けたりします。
出版社はオタクが流行ればオタク文化にもっとも精通している人を探しますし、アップルが話題になれば、アップル製品に一番詳しい人に執筆依頼があるのです。私だってそうします。
手前味噌ですが、2010年、朝日新聞出版がフェイスブックの本を企画したときに声をかけてもらったことがあります。
この手の本は、専門ライター(日本だとITライターと呼ばれる人たちです)が書くのが王道です。ところがまだ日本でフェイスブックをやっているITライターが少なく、見つからなかったのです。
当時の私はただのカメラ雑誌の編集者でした。が、マレーシア人の友達が多く、彼らに流行していたフェイスブックにハマってました。書籍側の編集者が一緒に働いてた人で、たまたま声がかかったのですね。
最初の本で、原稿は真っ赤になるし書き直しに次ぐ書き直しでした。それでも、編集者と仕事をするのは得難い経験となりました。編集者でも書く側に回ると原稿は直しで真っ赤になるんですよ。自分の原稿って客観的に編集できないんです。ただ、今読むと、とても10年前の本とは思えないくらい古い内容になっていますが……。
こんな感じで、出版社は、例えば「ビットコイン」の書籍を作るならビットコインの第一人者を探すのです。だから、特にIT系など売れそうなトレンドの最先端を知っている「専門家」は本が作りやすいです。あなたが専門家であるのなら、その道の出版社の編集者に売り込んでみてはどうでしょうか。
パターン2 編集部に企画を売り込む
編集部に企画を持ち込むという手もあります。簡単な企画書(企画意図、読者対象、目次)を作り、編集者にメールなどで送るのです。編集者は売れる企画を探していますから、自分の企画が売れそうだと感じたら、実行もアリです。
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