人は自分のためだけに生きて幸せになれるのか
2月に、松井博さんが考えさせられる記事を書いてました。
僕らは、自分だけの幸せを追求して生きられる社会を手に入れたはずなのに、気がつくと、不幸な人が日々量産される社会を生きています。相変わらず自殺は多いですし、 右も左もうつ病の人だらけですし、 アメリカはオピオイド中毒の人ばかりです。少子化はガンガン進み、 年金制度も風前の灯です。
今日はこのことについて考えてみます。
「子育ては損」の大合唱が起きた時代
2006年、酒井順子さんの「負け犬の遠吠え」は衝撃的でした。
既婚子持ち女に勝とうなどとは思わず、とりあえず『負けました〜』と自らの弱さを認めた犬のようにお腹を見せておいた方が、生き易いのではないだろうか。
これが大ベストセラーになり、物凄い共感を生んだのです。
独身の気軽さを描き出し、実に時代性を表した、皮肉の効いた痛烈なエッセイでした。
その後はホリエモンが「家族はいらない」と言いました。
彼は一家団欒の記憶がほとんどないと書いています。
人を表面的に断罪するのは危険よね。
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