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「AI資本主義」を生きる人間の生活はどんなものかーー若干、楽観的な未来予測
AIがとんでもないことになっています。Googleのレイ・カーツワイルがかつて「シンギュラリティは近い」で予言していたことが本当に現実化しそうな勢いです。
ちょっと前、元OpenAIの副社長、Anthropicのダリオ・アモディ氏のブログ「Machines of Loving Grace」に衝撃を受けました。彼は妹のダニエラ・アモディ氏と共同でAnthropicを設立し、「クロード」を作っています。
彼は「間違っている可能性はある」としながらも、「すべてがうまくいった場合、強力なAIが存在する世界とはどのようなものなのか」を書いています。
Machines of Loving Grace
まず、彼が予測する未来です(原文は全て英語)。非常に長い長い文章なので、ぜひ原文を読んでみてください。
ノーベル賞受賞者より賢い人間が続出する
彼の描くAIの未来は、「ノーベル賞受賞者より賢い人間が続出する」ようなものだと言っています。レイ・カーツワイルも「人間の知性は誤差に過ぎなくなる」と言うようなことを言ってましたが、まさにそういうイメージですね。
純粋な知性という点では、生物学、プログラミング、数学、工学、著述など、ほとんどの関連分野でノーベル賞受賞者よりも賢い。 つまり、未解決の数学の定理を証明したり、非常に優れた小説を書いたり、難しいコードベースをゼロから書いたりすることができるのだ。
インターネット上での行動、人間への指示、材料の注文、実験の指示、ビデオの視聴、ビデオの作成など、このインターフェイスによって可能になるあらゆる行動、コミュニケーション、遠隔操作ができる。 これらすべてのタスクを、これまた世界で最も有能な人間を凌ぐスキルでこなす。
ただ受動的に質問に答えるのではなく、何時間も、何日も、何週間もかかる仕事を与えられ、必要に応じて説明を求めながら、賢い社員がするように、自律的にその仕事をこなす。
つまり、彼の予測では、AIが自律的な会社のようになっていきます。するとどうなるか。
最も期待している分野として、以下の5つのカテゴリーをあげています。
生物学と身体の健康
神経科学とメンタルヘルス
経済発展と貧困
平和とガバナンス
仕事と意義
以上の4点に関して、驚くべき未来を提示しています。例えば、「生物学と身体の健康」では、
人間の生物学者が今後50~100年かけて達成したであろう進歩を、5~10年に圧縮できると言ってます。以下は「期待される可能性」です。
ほぼすべての自然感染症の確実な予防と治療。
がんの撲滅
遺伝性疾患の非常に効果的な予防と効果的な治療法
アルツハイマー病の予防
その他の病気の治療法の改善
生物学的自由
人間の寿命の倍増
ただし、AIには「物理的・現実的な限界」がある
ただし、限界もあるので以下の思考は間違っていると言っています。
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