英語ライティングを学ぶためのヒント
こんにちは!
「英語のライティングを学びたい」という声を聞きました。
私には、数年間、ひたすらライティングを勉強してた時期がありまして、今日は、そのTIPSと成果を共有してみます。
素人の書いてることですので、参考までに。
1 ネットの添削サービスを利用する
日本の英語の授業では「自由作文」ってほとんど、やらないです。
で、社会に出て、英語でメールを書くときに、困るんです。
「どうやって書いたらいいんだ?」と。
何しろ、社会に出るまで、英語を「書いた」経験がない。
が、ビジネス上は書かざるを得ない。文法だけだったら、文法チェッカーもあります。しかし、英語圏の人に「伝わる書き方」は、また少し違うんですよね。自己流でネットなどを見て真似するんだけど、限界がある。
初心者の頃は、毎日ごくごく簡単な英文を書いて、添削してくれるサービスを使いました。
添削サービスは本当にたくさんあります。
私がよく使ったのはアイディーという添削マッチングサービス。
ここで、毎日100語の作文を書いてました。
日本人の先生もいますが、私はネイティブに添削してもらってました。
ネイティブと言っても、添削の方法やフィードバックには差があります。
先生の資格を持ったり、編集者がいるわけじゃないですからね。
日本人の編集者だって、100人いれば、100通りの方法論(赤字の入れ方)があるわけです。だから、あれこれやってみて、自分にあうひとを見つけると良いと思います。
日本人の場合はもっと差があります。TOEIC900くらいあれば先生になれてしまうところも多いわけです。それに、ネイティブにしかわからないことってあると思うんですよね。
1年以上続けてたと思います。
長くやっていると、だんだん自分のくせ、欠点がわかってきます。
2 目的を持ってライティングを学んでみる
こうして英語を書くことに慣れてくると、100語だと物足りなくなりました。もう少し長い文章を書きたいけど、学校はあるのかな、と。
しかしライティングといっても、ビジネスとアカデミックでは作法が結構違う。そして、エッセイやコラムもきっと違う。
アカデミック・ライティング(論文)を教えてくれる学校、ビジネス・ライティングに特化した学校、いろいろある。
私はアカデミック・ライティングを学ぼうと、まずはフィリピンのCIPと言う学校のIELTSコースに行きました。ここはネイティブの先生がIELTSのエッセイを教えてくれます。
お作法がかなりきちんと決まっていて、衝撃を受けました。
点数をちゃんと取ろうと思うと、かなり難しい。そしてすごく面白かった。
しかし英語で仕事を始めると、今度はビジネス英語を学びたくて、松井博さんがやってるブライチャーにいきました。
こちらは、アカデミックではなく、ビジネス・ライティング、英語メールを日常使っている私には目から鱗というか、「あーそうだったのか」ってことが多かった。
ここにライティングの実例が出ています。このブログの学習法、一通り読んでみるの、お勧めです。
3 同時にたくさん読む
多読と同時に、当時心がけてたのは「たくさん読む」です。
長い文章を書くには、やっぱり語彙や表現が足りない。
意外に難しいのが「何を読むか」。
興味があるものと実力的に読めるものが、意外に両立しないんです。
自分で探せない場合は、アドバイスを受けた方が良いです。
私の場合、フィリピンの英語学校の先生に教えてもらいました。
自分の能力に合ったものを読むには誰かのアドバイスも有効です。
最初にフィリピン行ったときは子供の小学校の絵本が精一杯(TOEICだと880ほどだったかと)。その後は「Holes」とかジョン・グリシャムとか、先生がお勧めしてくれた小説群をよく読んでいました。
逆に言うと、それ以外は歯が立ちませんでした。
その後、ブライチャーに行った時は、代表の松井さんが英語力をスカイプでテストしてくれ、実力にあった3冊の課題本が留学前の宿題として出ました。
「Outliers : The Story of Success 」は世の中の「天才」を研究したジャーナリストの本で、とにかく物凄く面白かった! 今もたまに読み返します。
「Steve Jobs: The Exclusive Biography (English Edition) 」は長かったけど、読んでおいて損はない本。この人がそばにいなくてホント良かった……。
「The Boy in the Striped Pajamas (English Edition) 」は子供の小学校の副読本。ナチス時代の暗い話ですが、一気に読みました。
今はYesのキーボディストのRick Wakemanの本を読んでます。
抱腹絶倒です。
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こうやって続けてると、メールくらいはサクサク書けるようになりますし、英作文のスピードも上がってきます。
もちろん、上には上がいるし、相変わらず間違えるので、勉強に終わりはありません。多分、語学の学習ってひたすら「量」に比例する。
だから、どんな人だってある程度は書けるようになると思う。
そしてまた足りないと思えば、そこを学べば良いわけです。
語学はその繰り返しなんじゃないかな。
と、一個人の体験談を共有してみました。
参考になれば幸いです。
それではまた!
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