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昔の海外移住者に学んでみました

こんにちは! 野本です。
今日はちょっと趣向を変えて、82歳のブラジル移民の方の貴重なお話です。

ブラジル移民した方に話を聞いてみた!

海外移住が話題になっている昨今、昔の日本人はどんな風に海外に行ったのでしょうか。郷愁の念が強くなったりするのでしょうか。私はまだマレーシアに7年ですが、50年も移民すると、どうなるのでしょうか。

戦後の高度成長時代にブラジルに移民されて、今はマレーシアに住んでいる82歳のYさんのお話です。もう半世紀も海外に暮らし、とても上品で、きれいな日本語を話されるご婦人です。


私が注目したポイントは四つです。

1 海外に行くことが「海外雄飛」と憧れだった時代があった
2 80代になっても、日本が懐かしくならない人もいる
3ブラジルから来るとマレーシアは「冷たい国」に見えるコトがある
4 治安が良いことは幸せには結びつかないコト

では、行ってみましょう。

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1 海外に行くことが「海外雄飛」と憧れだった時代があった

Yさんは、日韓併合の時代にソウルで生まれました。もともとは、大分県に8代続いたお米屋さんの家系ですが、日露戦争で大陸に憧れた祖父が、ソウル移住を決めたと親戚中では言われてるとか。

結婚5年目の1967年、ご主人にブラジルに行ってくれという依頼がきました。当時のブラジルでは人種差別のためゴルフ場に日本人が入れなかった。そこで日本人がゴルフ場を建設しようと、土木の専門家のご主人に白羽の矢が立ったのです。

「1970年代、日本には「海外雄飛」という言葉があって、みな夢を持って海外に行った。戦前来た人の多くは、奴隷解放の後に小作人として来て相当苦労したそうです。ただ私たちの時代は、農業、工業、花嫁といろんな形でワクワクして移住したんです」

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