「日本病」の原因は、「世界のトレンドと真逆の教育」と無関係ではないと思う
野口悠紀雄先生が『どうすれば日本経済は復活できるのか』で「日本病」の話をしてました。
これですね、私はマレーシアに来て教育のあまりの違いに絶句しましたが、最近アメリカの大学で教育学を学び世界中の先生と話していて、どうやら、世界の教育のトレンドがこの20年に大きく変化したことに気づきました。
「競争から協働へ」
「暗記からITを使いこなす人材育成へ」
「大学入試目的から、生涯教育者の育成へ」
「学力から4Cへ」
「モノリンガルから多言語教育へ」
「エクスクルーシブからインクルーシブへ」
(各項目についての詳細は「子どもが教育を選ぶ時代へ」と「東南アジア式『まぁいっか』で楽に生きる本」の3章に書いています)
日本の停滞は、この世界的なトレンド変化と日本の教育があまりに違うこととと、無関係ではないと思います。正確に言えば、文部科学省は問題をある程度認識しており、「ゆとり教育」をやろうとしたのですが、例によってマーケティングが異様に強い日本では、なぜか大手塾が作り出した「偏差値」が教育の主役に躍り出て、学校がそこに振り回されています。
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