木材が激安になったのはなぜなのか
こんにちは!
以前、マレーシアではシートベルトが余ってて、シートベルトの廃材を使ってバッグを作るビジネスをする「ビジビジ」って会社があるってお話をしました。
余ってるものを利用して何かを作るーーいいアイデアですよね……。
さて、最近、気づいたことは「日本では今、木が余ってる」ってコトなんです。
薪ストーブ使ってる方が、「薪が余ってる」って話をしてて、「ホントかいな……」って思ってたら、木材って余ってる傾向にあるっぽい。
みなさん知ってましたか?
私は知らなかったですよ……。
今日は私同様に「知らなかった」方へ、木材のお話です。
木材の価格が安すぎる件
岡山・西粟倉村の材木屋「西粟倉・森の学校」の方のブログを読んだら、木材の価格って驚くほど安いです。
丸太(原木)は立方メートル単価で計算することが多いのですが、およそ1万2,000円/立米程度です。
お客さまに正解をお伝えすると大抵、「え!」(ざわざわ…)「安っっ」というリアクションをいただきます。
でも、だから林業は儲からないんだ!という話がしたいわけではなくて、だからこそ林業は可能性があるんだという話をしています。
なんで木が余ってるのか?
しかし、なんで木が余ってるのか?
日本では、熱帯雨林を伐採してるんじゃなかったっけ??
理由を調べたら、昔は「木が足りなくなるはず」って思って、日本は木を植え過ぎてしまったんですね。それが今、「使える状態」になった。
なのに、肝心の需要が減ってしまった……。
日本は国土の約3分の2を森林が占める、世界でも有数の森林国。その森林の約4割は人が木を植えて育てた人工林です。現在、戦後に造林された多くの人工林が、本格的な利用期を迎えており、資源量は年々増加していますが、木材の利用は十分に進んでいないのが現状です。
つまり、昔、植樹したたくさんの人工林が、需要が減っちゃって困ってる……。
そんなわけで、最近は日本から木材を輸出してるそう。政府広報によると、輸出額は増えていて、中国・韓国・フィリピン・台湾に輸出してます。
人工林を放置するとどうなるのか?
人工林なんて、別に放置しておけばいいんでは? って思うかもなんですが、収穫期に伐採されないと、放置によるさまざまなデメリットがあるんだそうです。
例えば、
・花粉症が増える
・土砂災害が発生しやすくなる
・木材を放置することで危険もある
など。山林などを買うと、「伐採」の必要があるみたいなんですね。
なるほどなぁ、と思いました。
「木づかい運動」を林野庁が2005年からやってるそうなんですが、私はぜんぜん知らなかった。バイオマス燃料とか、割り箸使うとか、いろんな工夫をしてとにかく国産の「木材」を使う必要があるんです。そんなわけで、「薪ストーブ」の持ち主には「いらない薪」が提供されているのか……。
なんか政府広報みたいなnoteになってしまいました。
ネットにはこんなに情報が公開されてたのに、私は全然知らず、「割り箸使ったらもったいないよ」とか子どもに言ってたんですね。
「時代って移り変わるんだなー」とつくづく思いました。
だから、日本で「ビジビジ」みたいなビジネスをやりたい人は、木材がヒントになるかもね。
まだ、日本にも解決されてない問題があるなーと思ったのでした。
それではまた!
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