厳格化する学校のルールについて考える
先日「我慢」についての記事を書いたら、
元教員のEmikoさんから意見をいただきました。
驚いたのが以下の記述です。
かつて学校に勤務していた経験から言うと、何か一つ新しい規則を作れば、その分、教師の負担も増えるから正直大変なんですよね。
例えば、規則をキチンと守っているかどうか子供たちを監視しなくてはいけないし、また、破るものが出ないよう徹底的に守らせなくてはいけません。規則を守らせることに教育的な価値を見いだし、きちんと子どもたちに守らせていくことも、教師の仕事の一つです。
こんな感じで、一つルールを増やすと、これだけ仕事が増えるんですよ。だから、本当は規則は極力少ない方が良いのです。
ふむ……。私は学校の先生の「大変さ」の原因の1つがここにある気がします。
厳しい校則の裏にある「信頼のなさ」
Emikoさんは「厳しい校則」のある学校について、こう書いてます。
でも、これは裏を返せば、生徒たちを信頼していない証でもあるんですよね。
髪型や服装、持ち物や言動を徹底的に管理・監視し、厳しく規制していないと、学級の秩序が崩れ、この子たちはモンスター化して大暴れして、教師の手に負えなくなるかもしれない…。そんな間違った信念が、今も学校の中に浸透しているのでしょう。
「お前らは管理しないとどうせダメだ」の裏返し。
家庭でも同じじゃないのかな……。
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