人は、本能的な差別心とどう向き合ったらいいのかのヒント
先日、「本能的な差別心」について書きました。
さて、マレーシアの友人から「掃除の人には親切にせよ」とか「ジャッジメンタルになるな(他人を偏見で決めつけるな)」と言われるたびに、
では東南アジアの人はどう考えているのか?
この言葉はどこから出てくるんだろう?
イスラムの人たちはどうやって考えてるんだろう?
って気になっていたのです。
先日、見たマレー語ドラマのテーマがまさに「(心の中にある)本能的な差別心をどうしたらいいか」でした。
こんなセリフが出てきます。
「私たちはたまたま裕福な一家に生まれて、運が良かったかもしれない。けれども、貧しかったり、障害があったりすることは、そんなに罪だろうか? そのために罪を犯したとして、それは悪いことなのか? 神は裕福な人だけを救うのだろうか?」
私には、「あらゆる差別反対!」よりずっと心に残ったので紹介します。
「Nur」は、一見、身分違いの恋を描いたドラマ。マレーシアTV3で2018年に放映されました。マレー語ですが、英語字幕で見られます。
家族全員が「内なる差別心」と闘う話
これ、ほとんどの人が見ないと思うので、以下はネタバレを含みます。
ここから先は
1,467字
この記事のみ
¥
300
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。