「人の脳がハッキングされる時代」にどう生きるか
先日、このnoteを書いたら、いろんな反響をいただきました。
「のんびり暮らしたい」「お金より時間が欲しい」も刷り込みなのかと疑う声です。鋭いなと思います。
いやー、そうなんです。
「マレーシアでのんびりしたい」って憧れてきた人が、「逆にストレスがたまる!」って帰っていくのを見てきました。
「のんびりする」のが憧れだった人が、実はのんびりが好きじゃなかった、りするんですよ。お金持ちになった人が「お金はただの数字でしかなかった」と告白してたりします。そしたら、
と言うリクエストがありましたので、今日はこれを書いてみます。
「自分が何者か」を知るのがなぜ、今こんなに難しい?
「自分は何者か」は古来からの哲学のテーマです。
イスラエルの歴史学者のハラリ氏は「それが今ほど難しい時代はない」といいます。
たいていの人は自分がほとんどわかっていないので、「自分に耳を傾け」ようとすると、簡単に外部からの操作の餌食にされてしまう。頭の中で聞こえる声は、信頼できるものだったためしがない。なぜならその声は必ず、生化学的なバグは言うまでもなく、国家のプロパガンダや、イデオロギーによる洗脳や、商業広告を反映しているからだ。
「21 LESSONS 21世紀の人類のための21の思考」(ユヴァル・ノア・ハラリ)より
だいたい今自分が「常識」だと思ってることは、親や先生、周りの友達からの刷り込みの結果でしかない。その後は読んだ本や会社の先輩などにも影響されていくわけです。
脳を支配しているのは「南の島のイメージ広告」だったりするかもしれませんし、このnoteだってその一部かもしれません。
みんな、アルゴリズムから逃げられない
さらに怖いのはマーケティングの進歩です。
以前、マレーシア人が日本にきて、「高度すぎるマーケティングに参っている」という話を書きました。先進国で起きている問題は実はこれが大きいんじゃないかなって書きました。
経済が発展している場所では、心理学を駆使した完璧なマーケティングが溢れていて、いつも心が飢餓状態なんだそうです。
このマーケティング、今後はもっと高度に、巧妙になっていきます。
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