それでも子どもを早く海外に出した方が良いたった一つの理由
こんにちは!
さて、日本にいる親しい友人たちから、「子どもを海外に出した方がいい?」と聞かれることが多くなりました。
私の答えは、「出せるなら短期間でも出した方がいいと思う」です。
今日はこれを説明します。
旅館のおもてなしが逆効果だった理由
昨年、こんな記事がありました。
以前、ある交渉の席で日本人ビジネスマンが、身長がそれほど高くないドイツ人の男性に対して、「いやー、ドイツにも自分と同じような背丈の人がいるんですね。親近感を覚えますよ」と言って握手を求めたことがあった。無神経な言い方ではあるが、日本人であれば、この日本人男性が相手に対し親しみを込めて発言したと推測できるだろう。
しかし、この発言がきっかけで、その場の空気が凍った。日本語を理解するこのドイツ人は、求められた握手には応じなかった。これはポリコレ的にも非常によくない発言である。その場を出たドイツ人は、「あんなにズケズケとプライベートな部分に突っ込む指摘を人から受けたのは、生まれて初めてだ」と憤慨していた。
私もたまにビジネスの場でこういうのを経験してヒヤヒヤしますが、この場合、語学ができることがあだになります(通訳がいると、相手に気を遣ってその部分を訳さないでくれたりします)。
ここ東南アジアでも、人の体型について口にする人はいます。
しかし、息子のインターナショナル・スクールでは、「人の体型について(褒め言葉でも)言ってはいけない」と教えられていました。
差別発言についても、「非常に危険だ」と学ぶ。
「東南アジアでは許されるかもしれないけど、教養のある国際人の態度としてはNGのこともあるよ」と学ぶわけです。
多分日本の学校に一番足りないものは、これじゃないかな。
さらに、日本の学校では、国内でしか通用しない独自の道徳観を身につけてしまいます。しかも「答えは一つ」「これが絶対に正しい」と思い込んでしまう。ムスリムに豚肉を食べさせたりして、「何がいけないの」となる人すらいる。修正が難しいのです。
現場で日本人と外国人の間のトラブルを見ている私は、これからこういう問題が増えると思っています。
多様な価値観に触れるべき本当の理由
それでも、日本にいる限り問題ないでしょ、と思われるかもしれません。それはその通りです。
問題は、このまま人口減が進むと(多分もう取り返しがつかないでしょう)、顧客もサービス提供側も「外国人になっていく」と言うこと。
つまり顧客に対するマナーは「外国のもの」がスタンダードにならざるを得ない。
すでに、私が関わっているインバウンドの世界をみると、地方の旅館などでも外国人頼みになったところが現れました。昨年、ニセコに行ったら、もはや顧客のほとんどが外国人でした。おそらく、こういう街は増えるでしょう
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