新しい教育を受ける子供の「足を引っ張る親」から抜け出すためのトレーニング手法
先日こんなツイートを書いたんです。
お金をかけて海外に来ても、親の方が「やっぱりよくわからない」「古い教育の方がいいや」となって、帰ってしまう。
9年間、マレーシアにくるいろんな家庭を取材してきたのですが、「あるある」なパターンです。
・宿題が少なくて不安
・ドリルや漢字の書取りさせなくて大丈夫?
・計算機を使ってるけど大丈夫?
・子どもたちがローカルばかりで発音が……
・校舎の設備が……
・このままでは子供が意見を言いすぎる
と、やめてしまうのです。
別に古い教育が悪いと言っているわけではないのです。
ただ、インターナショナル・スクールやIB教育の学校に入れたいのなら、親の方が変わっておかないと、高いお金をドブに捨てることになります。
ではどうしたら、親の方が変われるのか?
今日のテーマはこれです。
「親自身が古い価値観から抜けられない」罠はどれだけ深いか
「親が子供の教育の障害となる」は、海外でも同じです。
マレーシアの学校経営者たちに取材すると、やはり「親を教育するのが一番大変だ」って言ってます。例えば、アジア・アフリカ・中東で7カ国30万人規模の教育事業を展開する、ビーコンハウスグループの東南アジア地域ダイレクターのアリ・ラザ氏は、
「私たちの仕事は「親を教育すること」でもある。なぜかというと、親自身、自分が受けてきた教育が唯一のものだと思い込んでいるからだ。でも彼らが見落としていることは、子供達は未来を生きるってことだよ。昔ながらの教育手法にこだわる親はマレーシアにも多い。」
と取材で教えてくれました。
日本でも、下村博文・文部科学大臣も2015年にこう言ってます。
ところが、ほとんどの親は自分の受けてきた教育を例に出して、同じものをわが子に伝えたいという。いわば20年前の話をしている。
私も思考を変えるのに数年かかりました
何を隠そう、私自身が「子どもの自主的な学習を邪魔する親」「子供の足を引っ張る親」でした。
うちの場合は少しズレてて、「学校やめてプログラマーになりたい」とか「宿題は無駄だからやりたくない」「大学に意味はないから数学を自習したい」と言われたわけですが、すぐに受け入れられたわけじゃない。
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