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コスト視点で見る波板の考え方② #戸建教習所
戸建の内装のボロさは、外の波板の様子から推測することができたりします。
内装だけバキバキにデザイナーズマンションっぽい素敵な状態の場合、「いや、まず外の波板なんとかしろや!」となるのは容易に想像できます。
それに、内装をしっかりやる大家さんはほぼ波板の補修工事の単価を理解しているからです。
家全体の工事費用に比べたら波板の交換など、全体の100分の1くらいなのです。
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この戸建は波板がバリバリに割れていました。
下から見ても空が見える状態です。
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そして、物件購入時、波板の破片は周辺にはみつかりませんでした。
ということは何年もずっとこの状態であった可能性が高いです。
波板は一部が割れると、どんどん劣化が進み、剥がれやすくなっていきます。下地(木の枠)との接触箇所が少なくなり、少しの風でほかの部分も捲れ上がりやすくなるからです。
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上の戸建物件は大工さんに補修してもらい、15,000円程でした。
雨に濡れなくなるというのは基本的なことですが、とっても便利です。
見た目もきれいになります。
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多少、木の柱のペンキ剥がれが気になりますが・・・・
このへんは物件のスペックによって、補修するかどうか切り分けます。
その物件がいくらの家賃を生み出すのか、いくらで売却可能なのか、などの要素が加わってきます。
一度、ヤスってペンキを塗るということを試みようと思いましたが、
塗装した後のシーンを想像してみました。
「柱だけ塗ったとしても、次は外壁のくすみが目立つな~」と容易に想像できました。
結果、諦める決断をしました(笑)
どこを捨てるか、という視点は経営目線ではとっても大事なのです。
今日はこの辺で!(´-`).。oO