長い目で見たときのリフォームワンポイント④ #戸建教習所
戸建投資をやってみようという方は年々増えている気がします。
近年参入してきている投資家さんは、一昔前のようなスタイルとは少し違ってきていますが。
昔の戸建投資は、とにかくリフォーム費を抑えることが正義でした。
(その正当性は否定しません)
しかしながら、やはり長期目線で考える必要があります。
すぐに入居付して売却する業者も多数いらっしゃいますが、
1ヶ月など短いスパンで確実に希望価格で売れるとは限りません。
一方、賃貸で数年回すとしても、長い目線は重要です。
せっかく入居付できても、いつ退去するかはわかりません。
となると、原状回復の部分をしっかり考える必要があります。
リフォームのコストダウンの観点で、一番わかりやすいのは壁紙より塗装を選択し、コストを落とす手法があります。
素人が塗る塗装というのは、大抵自己満足の世界です。
「自分で塗装ができた」=「商品化できた」
わけではないのです。
むしろ、やらない方がマシという仕上がりの物件もあります。
自分で住むのと、そこに日々対価を払う(毎月の家賃)のとはまた別問題です。
それに、塗装は原状回復が大変です。
例えば、壁一面の内、数箇所が汚れていた場合、塗装の場合もクロスの場合もまずは部分補修をチャレンジします。
塗装の場合は、チョチョっと修正しようとすると、ピンポイントでそこだけ目立ちます。
なぜかというと、全く同じ色に調色するのは素人では困難だからです。
塗装の場合は意外とデメリットがたくさんあります。
・調色が必要になる場合があり、まあまあ手間
私は原状回復の再塗装のことも考え、はじめから塗装をする場合でも、原液の色しか使用しません。
・補修のときのためにペンキ缶を保管しておく必要がある
フロワタイルの時の記事でもお話しましたが、在庫切れや廃盤は必ずあります。
クロスの場合は派手な柄でなければ廃盤は少ないです。
他社メーカーにより型番は異なっていても、中身は全く同じクロスであることも多々あります。
・全面塗装を行う場合、養生が恐ろしいくらい大変
かける時間のイメージとしては、養生8割、塗り2割です。
つまり、養生がメインです。
そうすると、手間を全て考えたときにクロスのほうがきれいで安上がりという結論になります。
クロスの場合は周りがそれほどくすんでなければ、意外と馴染むことがあります。
それでも気になる場合は一面張り替えになるでしょう。
それに、クロスは一部屋の単位を超えると、クロス職人に頼んでもDIYでやってもさほどコストは変わらない性質があります(これは実際にDIYで作業してみると顕著です)。
DIYで張替や塗装を行う際は、自分の時間もタダではない視点を持っておく必要があります。
それでは今日はこのへんで!!(´;ω;`)
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