コスト視点で見る波板の考え方③ #戸建教習所
今日は波板の設置手順についてです。
↓この戸建は築年数は50年程でした。
50年も何もメンテナンスしていないとどんどん経年劣化は進みます。
波板の半分は台風か何かで飛ばされてしまっており、もう半分しか張られていませんでした。
中途半端に割れていた波板は全部剥がします。
剥がすのをサボって残したままにして上から重ねるように隣に張っていっても、強風などの日はバタバタうるさくなってしまいます。
仮に居住者はそれで我慢できても、近隣からクレームが来て、最終的にはオーナーが対応しなければならなくなります。
ベランダなど、2階に設置されている波板の場合は気を付けなければならないことが1点あります。
それは、作業者がどのように作業するかという点です。
波板は原則波板の上から専用釘(波板釘)で打ち付けます。
途中までは脚立を使い、波板の上にヒョコっと上半身だけ出して作業できます。
が、最後に設置する波板だけは足場を確保しなければならないのです。
波板釘は原則、『上から』打つためです。
この物件のときは大工さんが下地の上を歩いて、命懸けで屋根に下り、生還しました(危険なのでマネしないように🤐)。
波板自体の値段単価は、安いもので1枚700~800円程です。
ですが、工賃や段取りが時には高くつくことがあるのです。
そこを安く施工してもらえるかどうかは、職人さんとの関係性が非常に大きいです。
Aさんは10,000円でもBさんは50,000円かかったという例は普通に発生します。
大事なのは、「目の前の工事を安くやってもらえるか」よりも「その後、何かあったときに助けてもらえるか」という視点です。そこを意識すれば、職人さんとの接し方は普段から違ってくるはずです。
詳しくは、以前の記事で書いています
今日はこの辺で!_( _´ω`)_
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