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長い目で見たときのリフォームワンポイント② #戸建教習所

戸建の和室をおしゃれにリフォームしようとすると、
そこには砂壁が立ちはだかります。

砂壁に壁紙(クロス)を貼りたい場合、いろいろな手法があります。

昔ながらのボロボロ落ちるタイプの砂壁

まず、砂壁に直接壁紙を貼る方法。
シーラーと呼ばれる下地剤を塗り、砂壁を固めます。
そして、固まったら壁紙を貼ります。
その際、たっぷりの糊を付ける必要があります。
このやり方だと材料のコストは最小限におさえることができます。

但し、砂壁の状態によっては数年で剥がれてしまいます。
運良く剥がれなかったとしても、「いつ剥がれるのかわからない」状態でビクビクしながら住むことになります。
(当然ですが、入居中の工事はタイヘンです)

ほかには、薄ベニヤなどの板を一枚貼るという手法です。
こうしておけば、原状回復など壁紙を貼り替えることも容易です。

壁に1枚薄ベニヤを貼る

しかし、薄ベニヤは壁紙を何度も張り替えると、ふにゃふにゃになってしまう場合があります。
壁紙は下地に糊を吸わせて、くっつくメカニズムだからです。
ベニヤは木なので、吸う力がだんだんとふやけて弱ってきます。

一番安心なのは石膏ボードを一枚貼る手法です。
このやり方だと薄ベニヤより安価、かつ、何度も壁紙を貼り替えることができます。
難点は、一枚あたり重量があるので、運搬が大変なことです。

一度、「シーラーで砂壁を固めた後、壁紙を貼りましたが、数ヶ月後に剥がれてきたため、その上からさらに石膏ボードを貼り、その上からもう一度壁紙を貼る」ということをやったことがあります。
つまり、1枚目の壁紙貼の材料と工賃が無駄になったということです😱

このように、目の前のコストを落とそうとばかりすると、結局二度手間となり、かえってコストが高くつきます。

正しい知識をしっかり身につけ、そのうえで決断しなければリフォームはうまくいきません。
もちろん、業者さんや職人さんなど誰かに作業を依頼する場合は、きちんと指示しなければ安くは仕上がりません。
それではまた!!(^ω^)

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