タイパリフォームの考え方③ #戸建教習所
少し前に築50年越えの物件のリフォームを行いました。
当初、障子はそのまま活かそうと思い、障子紙だけ貼り替えを行うプランでいました。
が、木枠の部分にムラがありました。このまま障子を貼ると、障子の部分は綺麗になりますが、木枠のムラの部分は確実に目立つだろうな~と過去の経験で瞬時に判断できました。
ペンキなどで重ね塗りすれば問題ありませんが、木に染み込む系の塗料(ステインなど)を塗装すると、元の色の差をなくさなければ、結局ムラは残ります。
試しに、水性ステインのメープルという色を塗装しました。
↑案の定、上のようにムラは残りました。
塗装前にかなりヤスリがけをしたにもかかわらずです。
それでもこの結果では、ヤスリがけが足りなかったことを示しています。
が、再度数時間かけてこの色に塗装しようとは思いませんでした。
もっと濃い色で塗装すれば、ムラが目立たなくなることを知っていたからです。
最終的には、油性ステインの「オーク色」で塗装しました。
住む上では色にこだわる必要はありませんが、投資的視点を持つことが重要です。
「このリフォームが家賃に影響するか?」と自問自答する余裕を持つことが大切です。
周囲のデザインや雰囲気に合わせて、影響が少ないと判断できれば、タイパ(時間対効果)を意識して早く作業を終える方が賢明です。
自己満足に陥らず、時間を大切にすることは、投資において非常に重要なポイントです。
かけられる予算は人それぞれであり、かけられる時間もまた人それぞれです。
ですが、賃貸事業を行っている方であれば、「家賃を得るため」や「高値で売却したい」という目的の方がほとんどだと思います。
この判断を常に行わなければ、いつまでもDIYに追われたり、家賃を得られなくなって当初の目的を失ってしまいます。
とっても、もったいないです。
なので、私は最近は木部の塗装系はヤスりを軽くかけて、塗料の試し塗りを数分で行い、それでもムラになった場合は、すぐに一段階濃い色を塗るようにしています。
家賃やデザインなど、どうしても拘りたい場合はこの限りではありませんが、早く仕上げることの方が大体は優先度として勝ることが多いためです。
それではまた!(。▰´▵`▰。)
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