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無駄なことは一つもない② #戸建教習所
先日、物件の買付に出掛けました。
オーナーチェンジ物件(賃貸中の状態で販売されている物件)だったのですが、かなりイレギュラーな物件でした。
気になる所があり、一つひとつ潰していくしかありませんでした。
その他、心配箇所が多く、少しでも安全に購入していきたかったので、
昼も夜も見に行きました。
これは一見、コストの無駄と考える方も非常に多いでしょう。
調査時間もバカにならないことだってあります。
交通費も少額だったとしても往復ですので、意外とじわじわ響いてきます。
そんなにコスト掛けるんだったら、別の物件に切り替えた方が早いと考えるのが普通です。
しかし。
コストを掛けないと学べないことも多いです。
例えば、サビれたスナックが対象物件の真横にある場合、どう感じるでしょうか。
もちろん、人によって感じ方は異なります。
空き家なら気にしない方、空き家でも「なんか嫌だ…」と思う方もいます。
そして、夜はスナックからカラオケの音漏れがある場合だってあります。
立会した不動産業者さんはそこまでその物件に詳しくないケースも多いです。
周囲が何と言おうと、契約(決済)する前の最終判断は自分自身です。
例えば、オーナーチェンジ物件のチェック方法(判断材料)としては・・・
カーテンがきちんと付いているかが指標の一つになります。
カーテンが無く、建物を使用している方は稀です。
居住用でも事務所用でも言えることです。
ですから、ネット広告上は「法人の寮として使用中!利回り○%!」と謳われていても、安易に信じないことです。
そういった知識は当たり前になっているのでしょうか。
先日、見に行った戸建物件は1階にはカーテンがありましたが、2階にはカーテンはありませんでした。
そして、1階も2階も室内は空っぽでした。
窓から室内が丸見えでした。
それでも「オーナーチェンジ」でしたので、家賃が入ってくれば問題ないという考えもあります。
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私は結果として、この物件は断念しました。
たとえ、家賃は入ってきてもほとんど建物に出入りせず、物置としてだけ使用している物件というのは傷みが早いと思ったからです。
空気の流れが遮断されていますので、湿気が籠ってしまいます。
特に、築古の物件は尚更そうです。
不思議と、諦めた物件というのは、「既存不適格だったり、駐車場がなかったり」と悪い所がどんどん思いつきます(笑)
逆に、うまく安く購入出来た物件というのは、大きな課題があったとしても、「良い買い物だった!」と総合的に判断するようになります。
今日はこのへんで!( ˘ω˘)