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無駄なことは一つもない③ #戸建教習所

大家さんの中にはリフォームを自分で行うDIYerが急増しています。
YouTubeが当たり前になってきたからでしょうか。

DIYには、ただ単に作業をこなすだけでなく、様々な魅力が詰まっています。
没頭できる時間は大切です。

そして、自分で近くでじっくり観察する頻度が増えるため、
細かい作業順序や建物の構造など、完成した物件ではなかなか発見できないことが多いです。

が、DIY を始めると、時間がかかることに気付きます。
「なんでこの作業始めたんだろう・・・」とか「この作業、無駄だったねー」と思うことも度々あります。

プロの職人さんに任せた方が早いし、仕上がりもきれい。
・・・・というのが一般的な考えです。
毎日作業している方には絶対に適いません。

しかしながら、自分でひと通り、行わないと、的確にプロに指示をすることができません。
なんとなく、「よくわからないけど、きれいに貼って~」とか「適当にうまくやっといてー」のようなふわーっとした指示になります。

これでは、施主と職人さんとで、ニュアンスに齟齬が発生し、トラブルの元になります。
しっかり、具体的に指示するためには、その作業について、ある程度は熟知しておかなければなりません。
施主が理論的に説明しても、職人さんからすれば、どうしても、上から目線に感じ取られてしまいます。
このあたりは繊細で非常に難しいところですので、下記記事でお話しています。

悲しいですが、職人さんもお金を取れる施主から取ることを考えます。
同じ作業量なら誰でもコスパの良い選択をします。

施主の知識の程度を、会話や仕草から推測します。

私も、自力で出来ずに諦めた作業もあります。
ですが、1ミリも無駄だとは思っていません。
なぜなら、やってみないと「自分ではできない」「一人でやると遅い」ということに気付けなかったからです。

その中でも、かなり限定した一部の木工事やコーキング作業などは、プロより早く、質も良い仕上げでおさめることができるようになりました。
やったことがないと説得力がないからです。

DIY作業は時間がかかることは、やらなくてもなんとなくわかります。
が、少なくても、やってみたことがない人にはやった経験を堂々と話すことはできませんし、経験値では勝てません。

実際にはほかの部分で勝負することになります。
人には自分の得意、不得意があります。
皆、それを知るために一度は試したり、それに類することを実行します。
試さないと学べません。

今日はこのへんで!(゜ロ゜)

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