反復から生まれる買付の成功法則
「まず物件調査をしてください」
世の中の不動産投資スクールや塾で指導されることがあります。
これは、物件を数多く見ることで、自然と必要な知識が身についてくるという意味です。
実際に、100軒もの物件を見続ければ、その経験を通じて、知識がただ身につくだけではなく、当たり前のように理解できるようになるものです。
より具体的に言うと、物件を見るたびに、どこを注意深く観察すべきか、どのポイントが重要か、自然に判断できるようになります。
特に戸建は特殊で、見るポイントが物件によって、まちまちです。
これは、パソコンのキーボードでひたすら同じ作業をしていると、最初はキーボードを見ながらタイピングしていたのが、次第に見なくても手が自然に動くようになるのと同じです。
人間は反復練習を続けることで、その動作が体に染み込み、感覚的に行動できるようになるのです。
物件調査も同様で、何度も物件を見ていると、最初は苦労していた調査や分析が、次第にルーティーンのように感じられるようになります。
そして、その経験が積み重なることで、イレギュラーな事態が発生しても即座に対応できるようになり、柔軟に対処する力が身につきます。
これは、プロのスポーツ選手が基本の素振りやフォームの確認を繰り返し行うのと似ています。
彼らは、練習の際に感じた体の動きを反復し、安心感を得ることで、試合の際に最高のパフォーマンスを発揮できるようになるのです。
私は、物件調査のために現地に足を運んだ日は、その場で買付を行うようにしています。
もちろん、最初からその決断ができたわけではありません。
始めたばかりの頃は、決断力が乏しく、不安に駆られることも多々ありました。
しかし、経験を積むことで、物件の賃貸相場や需要、土地の価値、物件のスペックを総合的に判断できるようになり、その場で適切な決断ができるようになりました。
これができるようになると、物件の本質を見極める力がつき、より確実な投資判断ができるようになります。
不動産投資においては、いかに多くの物件を見て経験を積むかが、成功への鍵となります。
何度も物件を見続け、その都度学びを得ることで、確かな感覚が身につくのです。
そして、その感覚こそが、他の投資家との差を生む重要な要素となります。
一度持ち帰って、リフォーム費を算出したり、後日買付を出すという行動をしていてはライバルに勝てません。
その間にも持って行かれてしまいます。
必ずその場で買付申込書を出すようにしましょう。
それでは今日はこの辺で!(=゚ω゚)ノ
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